亀田興毅氏「開催できて嬉しい」 初の世界戦成立、ABEMAで専門チャンネル開設も発表
ボクシングのミニマム級(47.6キロ以下)ダブル世界戦が6日、エディオンアリーナ大阪で行われる。5日は大阪市内のホテルで前日計量が実施され、メインイベントで2度目の防衛戦となるWBO王者・谷口将隆(ワタナベ)は47.6キロ、挑戦者の同級2位メルビン・ジェルサレム(フィリピン)は46.7キロ。セミファイナルで世界初挑戦となるIBF5位・重岡銀次朗(ワタナベ)は47.6キロ、王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)は47.5キロだった。興行はABEMAが6日午後1時から無料生配信する。
ミニマム級ダブル世界戦
ボクシングのミニマム級(47.6キロ以下)ダブル世界戦が6日、エディオンアリーナ大阪で行われる。5日は大阪市内のホテルで前日計量が実施され、メインイベントで2度目の防衛戦となるWBO王者・谷口将隆(ワタナベ)は47.6キロ、挑戦者の同級2位メルビン・ジェルサレム(フィリピン)は46.7キロ。セミファイナルで世界初挑戦となるIBF5位・重岡銀次朗(ワタナベ)は47.6キロ、王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)は47.5キロだった。興行はABEMAが6日午後1時から無料生配信する。
今回の興行は、元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏がファウンダーとしてプロモートする「3150FIGHT Vol4」。第4弾にして初めて世界戦を手掛け、全試合をABEMAで無料生配信する。会見に出席した亀田氏は期待を口にした。
「皆さん無事に計量をクリアして、明日無事に開催できることを嬉しく思います。昨日からABEMAさんの方でボクシング専門チャンネルが新たに立ち上がった。それのこけら落としとしてできることを嬉しく思うと同時にプレッシャーも少なからずあるので、明日は素晴らしい一日に終われればと思います。
ジェルサレム選手は挑戦者としてこの前までランキング1位。世界挑戦もしている。強い挑戦者ですが、ここで谷口チャンピオンがどういった試合をするのか凄く楽しみ。この前のスパーリングでは谷口チャンピオンのレベルが高すぎると思いました。その中でどんな試合を見せてくれるのか。(勝てば)さらに先の展開が見えてくるので楽しみです。
そして、重岡銀次朗の初挑戦。この前、チャンピオンのミットも持たせてもらったけど、チャンピオンの力はどんなもんか、挑戦者がどんな試合をするのか目が離せない試合だと思います」
谷口は21年12月に2度目の世界挑戦で王座奪取。昨年4月に初防衛に成功した。戦績は28歳の谷口が16勝(11KO)3敗、28歳のジェルサレムは19勝(11KO)2敗。谷口は「まずは年始の忙しい時期に試合開始に携わった方に感謝したい。明日の相手は前評判が高くて強いのは重々承知。勝てるように頑張りたい」と意気込んだ。ジェルサレムも「おはようございます」と日本語で挨拶。母国語で「チャレンジャーですが、私はベストを尽くしてこの試合に勝ちます」と語った。
重岡はミニマム級でWBOアジア・パシフィック王座を2度、日本王座を1度防衛した。アマチュア戦績は56勝1敗だったが、兄・優大(ワタナベ)との直接対決で初回のゴング直後に棄権したのが唯一の黒星。U-15時代も含め、事実上の“生涯無敗”を続けている。戦績は23歳の重岡が8勝(6KO)、初防衛戦となる28歳のバラダレスは26勝(15KO)3敗1分け。
重岡は「ついにこの日が来たなと。とりあえず自分も相手も無事に計量をクリアして、明日試合が行われるのが嬉しい」と笑顔。バラダレスは「まず日本に来られて嬉しいです。明日も100%の用意ができている。リングで思い切りいいファイトができるように頑張ります」と気合いを入れた。
最後に亀田氏は「明日全11カード。どれもレベルの高い試合。初めから最後まで目が離せない試合になる。是非、明日はABEMAで1時から見ていただきたいと思います」と挨拶した。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)