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井上尚弥に敗れたバトラーが引退示唆 経済的安定も理由「明日引退しても問題ない」

13日に行われたボクシングの世界バンタム級4団体統一戦で井上尚弥(大橋)に敗れたポール・バトラー(英国)が引退を示唆した。米ボクシング専門誌「ザ・リング」のインタビューに応じ、その中で「正直に言って、またリングに戻るか分からない」などと語った。その理由の一つとして、経済的な安定を挙げた。

ポール・バトラー【写真:荒川祐史】
ポール・バトラー【写真:荒川祐史】

米リング誌のインタビューで告白「またリングに戻るか分からない」

 13日に行われたボクシングの世界バンタム級4団体統一戦で井上尚弥(大橋)に敗れたポール・バトラー(英国)が引退を示唆した。米ボクシング専門誌「ザ・リング」のインタビューに応じ、その中で「正直に言って、またリングに戻るか分からない」などと語った。その理由の一つとして、経済的な安定を挙げた。

 19日に行ったというリング誌のインタビューで井上戦について振り返ったバトラーは、自身の去就について言及。「正直に言って、またリングに戻るか分からない。ランキング次第だろう。次に世界戦をやるにしてもその時には35歳になっている」と打ち明けた。

 バトラーは2014年にIBF世界バンタム級王座のタイトルを獲得。スーパーフライ級に転向するために返上した後、再びバンタム級に復帰。今春にWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)の王座剥奪を受け、2度目の世界王者となった。

 しかし、井上との4団体統一戦で11回KO負けを喫して陥落。34歳という年齢もあり、「フレッシュではあるが、体重を作るにはハードワークが必要。多くのスパーリングに厳しく長い減量もある。体にダメージを受けるのはそんなに簡単ではない」とも語ったという。

「明日引退しても問題ない」と言い、理由については「経済的に安全だ。バンタム級で経済的に安全が確保されている選手は他にいる? 頭に浮かんでこない。少なくとも英国内ではいない。幸せに引退できるよ。2度世界王者になり、故郷に錦を飾れた。家族を幸せにできた。どうなるか見てみよう」と話した。

(THE ANSWER編集部)


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