井上尚弥に「なぜ、そこで話を止める?」 米ESPN記者は2階級上でも「問題ない」と絶賛
ボクシングのWBAスーパー&IBF&WBC世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が13日、東京・有明アリーナでWBO世界同級王者ポール・バトラー(英国)に11回1分9秒KO勝ちし、アジア人初の4団体王座統一に成功する快挙を達成した。試合後、「4団体統一を成し遂げた今、スーパーバンタム級への転向を考えています」と宣言したことについて、米記者はスーパーバンタム級での戦いを展望。「十分通用する」と太鼓判を押している。
米スポーツ専門局「ESPN」の記者が井上のスーパーバンタム級での戦いを展望
ボクシングのWBAスーパー&IBF&WBC世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が13日、東京・有明アリーナでWBO世界同級王者ポール・バトラー(英国)に11回1分9秒KO勝ちし、アジア人初の4団体王座統一に成功する快挙を達成した。試合後、「4団体統一を成し遂げた今、スーパーバンタム級への転向を考えています」と宣言したことについて、米記者はスーパーバンタム級での戦いを展望。「十分通用する」と太鼓判を押している。
井上の4団体統一を受け、米スポーツ専門局「ESPN」のマイク・コッピンガー記者は「バンタム級統一王者になったナオヤ・イノウエは122ポンド(スーパーバンタム級)で本物の相手を見つけられるか?」との見出しで記事を掲載。「ワシル・ロマチェンコのようにイノウエは(その階級で)偉大すぎるため、彼の実力を測るにはより大きな選手と戦わないといけない」とスーパーバンタム級での戦いを展望した。
その中で「イノウエにとって魅力的な相手になるだろう」とターゲットと見ているのがWBA&WBC王者の28歳スティーブン・フルトン(米国)。「28歳は1000発のパンチを試合で打つことができるし、足を使ったボクシングもできる。もしイノウエに対抗できる相手がいるなら、それはフルトンだろう」と指摘した。
しかし「WBOは最近フルトンに対し、126ポンド(フェザー級)でブランドン・フィゲロア(米国)との対戦を要求した。今後フェザー級で戦う可能性があるのだ」と、井上と“入れ違い”の可能性も言及。フルトンとの対戦が実現しなかった場合、コッピンガー記者は「すぐに候補になるのがムラドジャン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)になる。122ポンドでIBFとWBAのベルトを持っている」と2団体統一王者との対戦を予測した。
「28歳(アフマダリエフ)はサウスポーで十分なパワーを持っているが、イノウエのような相手と戦ったことがない」とし、「もしイノウエがパワーを発揮すれば122ポンドでも十分通用するだろう。私は彼ならできると信じている」と続けた。最後にコッピンガー記者は「でも、なぜそこで話を止めるんだ? イノウエなら126ポンドに行っても問題ないだろう」とスーパーバンタムを超え、フェザー級戦線でも勝負になると見ている。
(THE ANSWER編集部)