スノボ界の16歳シンデレラが“長友流”トレ導入、目指すのは「4年後の金メダル」
平昌五輪の女子スノーボード・ビッグエア4位の岩渕麗楽が2022年北京五輪での金メダル獲得を目指し、プロトレーナーの木場克己氏に師事。サッカー日本代表DF長友佑都(ガラタサライ)らトップアスリートが取り組んでいる体幹トレーニングを導入したことが明らかになった。
16歳の岩渕が新たに師事するのは長友らを指導する木場氏
平昌五輪の女子スノーボード・ビッグエア4位の岩渕麗楽が2022年北京五輪での金メダル獲得を目指し、プロトレーナーの木場克己氏に師事。サッカー日本代表DF長友佑都(ガラタサライ)らトップアスリートが取り組んでいる体幹トレーニングを導入したことが明らかになった。
「このトレーニングは続けて効果が出るものです。この合宿でトレーニングのやり方がわかりました。3日間だけですが、今までよりも自分の体に効いているのがわかる。できないメニューもあったので、刺激になりました」
4日にスタートした八丈島合宿を打ち上げた岩渕。9月にニュージーランドのカードローナで幕を開ける新シーズンへ手応えをつかんだようだ。
弱冠16歳、スノーボード界のシンデレラが新たに師事するのは、独自のトレーニングメソッド「KOBA式体幹トレーニング」を開発した木場氏だった。同氏は競技の枠を超えて、サッカーW杯ロシア大会で躍動した長友、競泳の池江璃花子(ルネサンス亀戸)らトップアスリートから、レアル・マドリードの下部組織でプレーする「ピピ」こと中井卓大ら、育成年代の選手も指導している。
木場氏は「トレーニングを始める前に、岩渕さんの瞬発力、可動域のデータを見ました。滑走から技に入るまで何秒なのか。そして、空中での動きもチェックして、強化するポイントを決めていきました。まずはボードの上で体の軸を安定させる脚力。角度をつけて斜面を滑るので、脇腹と臀部の筋肉の強化と、空中に飛び上がる際の瞬発力。瞬間的なジャンプからの着地という重心がブレないようなメニューも作りました」と説明した。
特製のゴムチューブやファンクショナルマット、ウォーターバッグを活用しながら指導を受けた岩渕。「サッカーの長友選手が木場さんの下で体幹トレーニングに取り組んでいたことは知っていました。色々な人を指導してきたトレーナーさんなので、すごく信頼できる。色々な競技を知っている部分も、やっていて楽しいです」と声を弾ませた。