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本田圭佑、長谷部誠、香川真司はなぜいないの? W杯だけ見る派のファンが知らない現在地

日本代表の主力として長年活躍した長谷部誠【写真:Getty Images】
日本代表の主力として長年活躍した長谷部誠【写真:Getty Images】

香川&岡崎も代表入りならず、長谷部は自ら代表引退

 香川も3大会連続のW杯メンバー入りは叶わず。W杯初出場となった2014年ブラジル大会は精彩を欠いたが、雪辱を期した2018年ロシア大会は初戦のコロンビア戦でPKを決めて初得点。当時29歳。4年後のカタール大会の活躍も期待されていた。しかし、ロシアW杯後は当時所属のドルトムントで構想外となり、チームを転々とした。トルコ、スペイン、ギリシャ、そして今年1月にベルギーのシントトロイデンに移籍。それでも期待されたほどのパフォーマンスを見せることはできていない。

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 代表発表後に「最後の最後まで代表に入る事を自分は信じてた」などと自身のツイッターに記した岡崎。英プレミアリーグ2015-16年シーズンで“ミラクル・レスター”の一員として活躍したストライカーも4大会連続のメンバー入りはならず。ロシアW杯以降は当時スペインリーグ2部だったウエスカでチーム得点王になる活躍で1部昇格に貢献。今年8月にシントトロイデンに移籍して香川の同僚となり、9月には移籍後初ゴールも決めたが、森保監督の構想には入っていなかった。

 代表への意欲が消えていない3人とは違い、長谷部はロシア大会後、インスタグラムで代表引退を表明。しかし、その後はさらにドイツ1部・ブンデスリーガのフランクフルトで評価を上げた。ポジションを従来のボランチから1列下げたリベロに移し、2018-19年シーズンのヨーロッパリーグ(EL)でベスト4入り。翌シーズンにはブンデスリーガのアジア人最多出場記録を更新すると、2022年にはさらに5年の契約延長にもサイン。クラブ42年ぶりの欧州タイトルとなるEL優勝をもたらした。

 クラブからは人間性も高く評価されている。キャプテンマークを巻いて試合に出場することもあり、選手たちからの信頼も絶大。現役引退後はクラブのアドバイザー就任も決まっている。日本サッカー界としても、すでにB級ライセンスまで取得済みの“指導者・長谷部”の力に注目。10月の日本代表ドイツ遠征の際には期間限定で合流。カタールW杯メンバー入りや代表スタッフ入りも取りざたされたほどで、代表引退表明から4年が経過しても、その存在感の大きさは際立っている。

(THE ANSWER編集部)


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