渋野日向子、国内最終戦に急転出場 40人限定大会で残りは16枠 ボーダーラインは…
女子ゴルフの渋野日向子(サントリー)が17日、今月24日に開幕する国内ツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(宮崎CC)に2年ぶりに出場することが分かった。同大会の出場者は設定された4条件の1つ以上を満たす40人の資格者に限定されており、11月8日時点で世界ランキング39位の渋野の出場で、国内ツアー組の「残り枠」を巡る争いは、より激しいものになってきた。
24日開幕JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ
女子ゴルフの渋野日向子(サントリー)が17日、今月24日に開幕する国内ツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(宮崎CC)に2年ぶりに出場することが分かった。同大会の出場者は設定された4条件の1つ以上を満たす40人の資格者に限定されており、11月8日時点で世界ランキング39位の渋野の出場で、国内ツアー組の「残り枠」を巡る争いは、より激しいものになってきた。
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渋野は今月の日米ツアー共催TOTOジャパンクラシックを終えた時点では、「リコーカップは出ないです」と話していた。しかしこの日、出場エントリー。これで、国内では、5月のブリヂストンレディス、10月の樋口久子 三菱電機レディス、TOTOジャパンクラシックに続いて4戦目の出場となる。
米フロリダ州で17日(日本時間18日)に開幕する米ツアー最終戦のCMEグループ・ツアー選手権に出場予定。予選カットなしの大会で20日(同21日)まで行われるため、国内最終戦は強行軍での出場となる。ファンにはうれしい心変わりだが、国内ツアーで出場を熱望する選手にとっては、枠が1つ減ることとなり、この日、初日を迎えた大王製紙エリエールレディスでの緊迫感が増してきた。
同大会の出場は40人に限定。資格条件は下記の4つで、1つ以上の資格を満たせば出場できる。
(1)今季ツアー優勝者
(2)今季米女子ツアー優勝者のJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)会員
(3)11月8日時点で世界ランキング50人以内のJLPGA会員
(4)大会開催前週までの今季優勝者を除くメルセデス・ランキング(MR)上位者
(4)の出場資格は、(3)までの出場人数が40人未満の場合のみ有効となる。昨季と出場資格は変わっていないが、(1)の資格にあたる今季優勝者は、米ツアーを主戦場にしている古江彩佳(富士通レディース優勝)、ジェマ・ドライバーグ(TOTOジャパンクラシック優勝)も含めて23人。(2)と(3)の資格では、米ツアーを主戦場にしている畑岡奈紗、渋野日向子、笹生優花、朴仁妃(韓国)の4人となる。
つまり、残り枠は13人。しかし、畑岡、ドライバーグ、朴の3人は出場しないため、(4)の資格では、16人が出場可能。前週終了時のMRでは、33位で621.79ポイントの原英莉花までが圏内となっている。原も出場を熱望。先週の伊藤園レディスを終えた時点で「キャディーさんからも『宮崎に行こうな』と圧をかけられていますし、リコーカップは絶対に出たいです」と話していた。
今週の大王製紙エリエールレディスは4日間競技でポイントが高く、単独2位で180ポイントが上積みできる。そのため、優勝を逃したとしても、51位で455.21ポイントの桑木志帆までが、条件付きで逆転可能な状況だ。
同大会は、国内メジャー4戦目の4日間競技で予選落ちはない。選手にとっては、上位者に限定された同大会への出場は、一つのステータスになっている。
<今季MR上位者>
〇1山下美夢有
〇2西郷真央
〇3稲見萌寧
〇4西村優菜
5吉田優利
〇6勝みなみ
〇7小祝さくら
8菅沼菜々
〇9堀琴音
〇10青木瀬令奈
〇11上田桃子
〇12高橋彩華
13藤田さいき
〇14川崎春花
15申ジエ
16森田遥
〇17菊地絵理香
〇18岩井千怜
〇19植竹希望
20黄アルム
21ペ・ソンウ
22永井花奈
〇23イ・ミニョン
24三ヶ島かな
25佐藤心結
〇26木村彩子
27大里桃子
28佐久間朱莉
※29渋野日向子
30全美貞
31野澤真央
32鈴木愛
33原英莉花
〇34渡邉彩香
35ささきしょうこ
36後藤未有
〇37セキ・ユウティン
38岸部桃子
39福田真未
〇40サイ・ペイイン
〇41尾関彩美悠
42阿部未悠
43笠りつ子
44テレサ・ルー
45岩井明愛
〇46金田久美子
47穴井詩
48金澤志奈
49小倉彩愛
50川岸史果
〇60古江彩佳
〇 ジェマ・ドライバーグ(対象外)
〇は今季ツアー優勝者、※の渋野は世界ランキング39位の資格で出場。
(THE ANSWER編集部)