上田桃子が2週連続V争い コーチが指摘した前週失速の反省「口角を上げてプレーを」
優勝は意識するのか、しないのか「流れのままにやっていく」
4月の富士フイルム・スタジオアリス女子オープンで優勝した際は、「私が絶対に優勝する」という強い気持ちだった。成功例だったが、同じ気持ちで臨んだ別の試合では失敗。前週は「意識しない」と心掛けてしまった。海外1勝も含めてツアー通算17勝のキャリアを持ちながら、メンタル面の試行錯誤は続く。今大会は「(優勝は)どうしても気にしてしまうと思うので、流れのままにやっていこうと思います」と言った。
今季3勝でMR首位の山下は優勝し、同2位の西郷真央が今大会単独4位以下なら「年間女王」が決まる。上田は「そういう時は高い集中力が出ると思います。私は(山下のスコアを)コントロールできないので、それを客観視しながら、自分のやれることをやっていきたいと思います」と集中した。
前週の反省から、辻村明志コーチからは「今週は口角を上げてプレーするように」と言われているという。36歳のベテランは、自分と向き合いながらベストプレーをする。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)