西村優菜が4打差4位浮上 勝てば予選会“免除”で米ツアーシード権「伸ばすしかない」
女子ゴルフの日米共催ツアー・TOTOジャパンクラシック第3日が5日、滋賀・瀬田GC北C(6616ヤード、パー72)で行われた。14位で出た西村優菜(スターツ)は、6バーディー、1ボギーの67で回って通算10アンダーとし、4位に浮上した。今季終了後に計8ラウンド、144ホールの米ツアー最終予選会を受験予定だが、逆転優勝なら“受験免除”でシード権を獲得できる。首位の上田桃子(ZOZO)とは4打差。西村は大きなワンチャンスを前に「伸ばすしかない」と気合を入れている。
TOTOジャパンクラシック第3日
女子ゴルフの日米共催ツアー・TOTOジャパンクラシック第3日が5日、滋賀・瀬田GC北C(6616ヤード、パー72)で行われた。14位で出た西村優菜(スターツ)は、6バーディー、1ボギーの67で回って通算10アンダーとし、4位に浮上した。今季終了後に計8ラウンド、144ホールの米ツアー最終予選会を受験予定だが、逆転優勝なら“受験免除”でシード権を獲得できる。首位の上田桃子(ZOZO)とは4打差。西村は大きなワンチャンスを前に「伸ばすしかない」と気合を入れている。
最終18番パー5。西村は、4メートルの下りスライスラインを読み切り、バーディーパットを沈めた。右拳を3度上下させ、笑顔のフィニッシュ。取材陣の前に立つと、「いいプレーができました。差がなかなか詰まらない中、最後にいいのが入ってくれました」と言い、笑みを浮かべた。
西村は10月の富士通レディース前、来季米ツアー最終予選会にエントリーしたことを明かした。同学年で同じく小柄な古江彩佳が、今季から米ツアーで活躍していることにも刺激を受けた。
だが、ツアーメンバーになるには、計8ラウンド、144ホールの戦いで45位以内に入る必要がある。より多くの試合に出場するためには、20位前後に入らなければならない。次週からの国内ツアー残り3試合にも出場する西村にとっては、過酷なスケジュールだ。
しかし、今大会で優勝すれば、自動的に来季のシード権を手にすることになり、最終予選会の受験せずに済む。西村は大会前に「『予選会の前にチャンスが1回ある』と思って頑張ります」と語っている。そして、この日は「選手がトッププレーヤーばかりなので、いつも以上に差を感じます。もう、自分が伸ばすしかないと思っています」と言葉に力を込めた。
昨年9月の住友生命Vitalityレディス東海クラシックでは、5打差を逆転して優勝した実績もある。西村はこのビッグチャンスに全身全霊を注ぐ。
(THE ANSWER編集部)