渋野日向子と同組だった高校生アマ2人感激 気さくな対応に「ああいう選手になりたい」
女子ゴルフの国内ツアー・樋口久子 三菱電機レディス第2日が29日に埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で行われた。61位で出た前年大会覇者の渋野日向子(サントリー)は、4バーディー、3ボギーの71で回って通算1オーバーとし、28位で予選通過となった。この日は高校生のアマチュア2選手とのペアリング。同組で回った手塚彩馨(佐久長聖高2年)、小俣柚葉(代々木高2年)からは感激と憧れの声が上がった。
樋口久子 三菱電機レディス第2日
女子ゴルフの国内ツアー・樋口久子 三菱電機レディス第2日が29日に埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で行われた。61位で出た前年大会覇者の渋野日向子(サントリー)は、4バーディー、3ボギーの71で回って通算1オーバーとし、28位で予選通過となった。この日は高校生のアマチュア2選手とのペアリング。同組で回った手塚彩馨(佐久長聖高2年)、小俣柚葉(代々木高2年)からは感激と憧れの声が上がった。
海外メジャーも制しているトッププロとの18ホールは、未来のトッププロを目指す2人にとって格別な時間となった。この日、渋野と回ったのは今年の関東選手権2位の手塚と日本ジュニア選手権15~17歳の部4位だった小俣。ラウンド中には渋野から積極的に話しかけられ、キャディーも含めて6人の会話が弾んだ。ともに予選落ちとなったものの、まだ高校2年生の2人は特別な時間を過ごしたようだ。
2バーディー、3ボギーの73で回り、通算4オーバーで58位だった手塚は「初めてこんなにたくさんのギャラリーの方々がいるなかでプレーをしたので、最初は緊張したけど、みなさんが応援してくれて、すごく楽しく回れました」と振り返った上で、渋野とのラウンドについて言及。前日に組み合わせを聞いた時は食事中だったといい、「『えっ、マジ!』って感じで『ヤバい』って思いました」と高校生らしい表現で明かした。
「本当に凄すぎる人ですが、笑顔で気さくに話してくれて、本当に回りやすかったですし、ああいう選手になりたいと思いました」と手塚。ラウンド中の会話については、キャディーバッグについているぬいぐるみの話題など「いろいろ、お話できました」。学んだことについては「ドライバーが飛んで安定していて、このグリーンでも止まるボールを打てて凄いなと思いました」と語り、尊敬のまなざしを向けた。
1バーディー、4ボギーの75で回り、通算6オーバーの74位だった小俣は「あんまりいいスコアで回れなかったですが、渋野選手のプレーを見て次に繋げたいなと思いました」と前向き。同組が決まった時には「凄い嬉しかったです。世界で活躍している選手なので、いろいろ学びたいと思いました」といい、実際に回った感想は「凄かったですね。ドライバーが凄く安定していて、あんまりミスもなく、攻めすぎないけど大事なところは取っていくプレー。凄く勉強になりました」と語った。
ラウンド中の会話については「いろいろ話してくれたんですけど、海外の感じとか『英語は喋れるようになりました?』とか、いろいろ話しました」と小俣。「やっぱり飛ぶなと思いました。風にも負けない球を打っていたので、そこは凄く勉強になりました」と語った。
(THE ANSWER編集部)