宇野昌磨、師が明かした今季フリー選曲理由「ショウマにはバロック音楽がよく似合う」
フリーの選曲は「G線上のアリアだけにしたくない」
さらにランビエール氏はフリー曲がバッハの「G線上のアリア」と「Mea tormenta, properate!」に決まった経緯について「個人的に、ショウマにはバロック音楽がとても良く似合うと思っています。なぜかは分かりませんが……きっと、ビバルディを彼と一緒に滑ったからでしょうか。ビバルディは彼と相性がいいです。ビバルディだけでなく、バロック音楽は彼のスタイルに合っていると感じるのです」と曲のイメージが宇野に重なったことを決定理由の一つとしたうえで、こう続けた。
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「彼は古典的なものを持ちつつ、とても現代的です。バロック音楽にはその要素があります。哀愁を帯びていながら、幸せでとても繊細なのです。『G線上のアリア』は聞いていた音楽でした。それで『これは氷上で流されるべき。ショウマがそれに相応しい人物だ』と思ったんです」
宇野にフリー曲を聞かせたところ「彼はすぐに気に入りました。100%肯定的だった」そうだ。それでもランビエール氏は「プログラムをG線上のアリアだけにしたくはない。進化させたいし、もう少しダイナミックなものが欲しい」と話したことも明かした。
「そこからたくさんの曲を聞きました。ある時、ショートの後半をフリーの後半として使おうかとも考えました。とても上手く調和しましたから。結構好きでしたよ。でも『Mea tormenta, properate!』を見つけたんです。声に説得力がありました。氷上で聞いた後すぐにショウマに会い、『この声が必要だよ』と話しました。プログラム全体を通して、とても“ショウマ的”な雰囲気が流れていると思います」
宇野と三浦が出場するスケートカナダの男子SPは28日午後8時10分(同29日午前9時10分)に開始。滑走順は出場12人中、三浦が5番滑走、宇野は最終12番滑走となっている。
(THE ANSWER編集部)