25歳永井花奈、5年ぶり優勝ならずも大ピンチ脱出で見せ場「自分を褒めてあげたい」
女子ゴルフの国内ツアー・スタンレーレディスホンダ最終日が9日、静岡・東名CC(6570ヤード、パー72)で行われた。3位から出た25歳の永井花奈(デンソー)は、5バーディー、1ボギーの68で回って通算11アンダーで2位。優勝した小祝さくら(ニトリ)には1打届かなかった。17番パー4では大ピンチを脱するも、大事な局面となった18番パー5のバーディーパットを決められず、唇を噛んだ。
スタンレーレディスホンダ最終日
女子ゴルフの国内ツアー・スタンレーレディスホンダ最終日が9日、静岡・東名CC(6570ヤード、パー72)で行われた。3位から出た25歳の永井花奈(デンソー)は、5バーディー、1ボギーの68で回って通算11アンダーで2位。優勝した小祝さくら(ニトリ)には1打届かなかった。17番パー4では大ピンチを脱するも、大事な局面となった18番パー5のバーディーパットを決められず、唇を噛んだ。
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最終18番パー5。2.5メートルのバーディーパットはカップ右を通り過ぎた。入っていればプレーオフ進出だったが“後悔先に立たず”だった。
「フックを読み過ぎました。もうちょっと冷静だったら、そこを真っ直ぐしっかり打てたのかなって感じもするんですけど……」
グリーンは富士山から「順目」。選手たちは傾斜と富士山の位置を気にしながらプレーしていたが、勝負を懸けたパットはその計算が合わなかった。
首位から出た小祝とは3打差からのスタート。8番パー5までの3バーディーで首位に並んだ。9番パー4をボギーにするも、15番パー4、16番パー3を連続バーディーとし、小祝、菅沼菜々、西郷真央とともに首位に並んだ。17番パー4では第1打を大きく左に曲げる大ピンチに陥るも、隣のホールの18番パー5のラフに落ちたところから2オンに成功。パーセーブでピンチを切り抜けた。
「本当にこれを生かさなきゃと思って、18番の3打目までは生かせていたような気がしたんですけど……。でも、ここまで来られたのは、自分を褒めてあげたいなと思います」
2017年10月、樋口久子 三菱電機レディス以来のツアー2勝目は手にできなかったが、メルセデス・ランキングは35位から27位に浮上。次週の富士通レディース終了時で35位以内なら、米女子ツアーとの共催となるTOTOジャパンクラシック(11月3~6日、滋賀・瀬田GC北C)にも出場できる。その可能性を大きくした永井は「ショット、パッティングともにいい感じだったので、来週は優勝を狙って頑張っていきたいなと思います」と目を輝かせた。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)