菅沼菜々、1打差で初V届かず2位 目を潤ませ「めっちゃ悔しい。今夜は眠れません」
女子ゴルフの国内ツアー・スタンレーレディスホンダ最終日が9日、静岡・東名CC(6570ヤード、パー72)で行われた。首位に2打差の3位から出てツアー初優勝を狙った菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)は、3バーディー、ボギーなしの69で通算11アンダーとしたが、通算12アンダーで優勝の小祝さくら(ニトリ)に1歩届かなかった。アテスト後は目を潤ませ、「めっちゃ、悔しいです。今夜は眠れないです」と話した。
スタンレーレディスホンダ最終日
女子ゴルフの国内ツアー・スタンレーレディスホンダ最終日が9日、静岡・東名CC(6570ヤード、パー72)で行われた。首位に2打差の3位から出てツアー初優勝を狙った菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)は、3バーディー、ボギーなしの69で通算11アンダーとしたが、通算12アンダーで優勝の小祝さくら(ニトリ)に1歩届かなかった。アテスト後は目を潤ませ、「めっちゃ、悔しいです。今夜は眠れないです」と話した。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
最終18番パー5。菅沼が放った3メートルのバーディーパットは、カップの右を抜けた。「フックに読みましたが、真っすぐでした……」。今季2度目の2位で、努めて冷静にプレーを振り返ったが、目は潤み、声は少し上ずった。
前半は4番パー3と5番パー4で連続バーディーとし、首位から出て同じ最終組の小祝、上田桃子をとらえた。ハーフを終えると、2組先の西郷真央も同スコアで並んだ。後半は上田が脱落し、永井花奈が浮上。16番パー3を終えた段階で11アンダーで4人が並んでいた。しかし、小祝が17番パー4のバーディーで抜け出した。
菅沼は11番パー5ではグリーン左ラフからチップインバーディーを奪い、ギャラリーを大いに沸かせた。14番パー4では、第1打を放った後、右足のふくらはぎがけいれんするアクシデントがあったが、笑顔は忘れなかった。
「右足がつったのは今季3回目です。水分をあまり摂ってないせいだと思いますが、動揺はありませんでした。今日は優勝したいけど、『できなくても仕方ない』と思いながら、最後まで笑顔で楽しくゴルフを続けることだけを考えていました」
それでも、「大事なパットを入れられなかったです」と言い、「めっちゃ、悔しいです。今夜は眠れないと思います」と感情を出した。ただ、前日は日没サスペンデッドでこの日は、第2ラウンドの残り1ホールを消化するため、午前7時にスタート。同4時に起床したことを振り返ると、「やっぱり、寝られますね」と肩をすくめて苦笑いした。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)