暫定4位の永井花奈、5年前の初Vで口にした言葉を撤回「短縮でも何でも優勝したい」
女子ゴルフの国内ツアー・スタンレーレディスホンダ第2日が8日、静岡・東名CC(6570ヤード、パー72)開催された。前日7日の悪天候によるサスペンデッドで、この日は出場全107人の第1R(ラウンド)残りホールと第2Rを実施するも、午後5時6分に日没サスペンデッドとなった。第2Rを終えられなかった41人が9日の最終日に残りを回り、50位以内の選手が決勝Rに進出する。25歳の永井花奈(デンソー)は通算7アンダーで暫定4位。暫定首位には、通算10アンダーの小祝さくら(ニトリ)が立っている。
スタンレーレディスホンダ第2日
女子ゴルフの国内ツアー・スタンレーレディスホンダ第2日が8日、静岡・東名CC(6570ヤード、パー72)開催された。前日7日の悪天候によるサスペンデッドで、この日は出場全107人の第1R(ラウンド)残りホールと第2Rを実施するも、午後5時6分に日没サスペンデッドとなった。第2Rを終えられなかった41人が9日の最終日に残りを回り、50位以内の選手が決勝Rに進出する。25歳の永井花奈(デンソー)は通算7アンダーで暫定4位。暫定首位には、通算10アンダーの小祝さくら(ニトリ)が立っている。
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第1Rの9ホールを残していた永井は、1アンダーでスタート。そして、15番パー4と18番パー5でバーディーを奪い、69の3アンダーで第1Rを終えた。続く第2Rは2番パー4からの3連続を含む5バーディー、1ボギーの68とし、通算7アンダーにした。
「ショットが比較的安定していました。ピンポジションは厳しかったのですが、ギリギリのところまで攻めることができました」
昨季は賞金ランキング70位。シード落ちとなり、今季は新コーチのもとで5月から、持ち球をドローからフェードに変えた。シーズン中のスイング改造は冒険だったが、自分を変えるために取り組んだ。そして、予選落ちを喫しても試合の中継を見るようにした。
「優勝争いをしている人は、(ミスを)誘っているピン位置でもどんどん狙っていました。私もシードが見えてきたので、『これは攻めるしかない』と思いました」
今季からポイント制のメルセデス・ランキングで来季のシード権が決まることになり、永井は前週を終えて35位。9月の住友生命Vitalityレディス東海クラシックで4位に入った時点で、来季シード濃厚の状況となり、より強気のマインドになっていた。
その上で今の思いを聞かれると、「優勝したいです」とキッパリと言った。17年10月の樋口久子 三菱電機レディスでツアー初優勝を飾った際は、2日間の短縮競技だったことから「次は3日間、4日間のプレーで完全燃焼の優勝をします」と話していた。しかし、5年もブランクがあり、多くの年下選手が台頭してきたことで、「今は短縮でも何でもいいから優勝したいです」と言った。今大会はまだ41人が第2Rを終えていないが、永井は頂点に立つことだけを考え、残り18ホールを戦い切る。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)