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今季2位5度の吉田優利が2位で最終日へ 1万人超の大ギャラリー想定「凄く楽しみです」

女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープン第3日が1日、千葉・紫CCすみれC(6839ヤード、パー72)で行われた。9位で出た吉田優利(エプソン)は、3バーディー、1ボギーの70で回って通算1アンダーとし、首位に1打差の2位に浮上した。今季は2位が5度で悔し涙も流してきた。今季最多の大ギャラリーが想定される最終日。強くクレバーな22歳があふれる思いを込めて、頂点を目指す。首位には、通算2アンダーの申ジエ(スリーボンド)が立ち、注目の17歳・馬場咲希(代々木高2年)は、通算4オーバーの10位につけている。

日本女子オープン第3日で2位につけた吉田優利【写真:Getty Images】
日本女子オープン第3日で2位につけた吉田優利【写真:Getty Images】

日本女子オープン第3日

 女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープン第3日が1日、千葉・紫CCすみれC(6839ヤード、パー72)で行われた。9位で出た吉田優利(エプソン)は、3バーディー、1ボギーの70で回って通算1アンダーとし、首位に1打差の2位に浮上した。今季は2位が5度で悔し涙も流してきた。今季最多の大ギャラリーが想定される最終日。強くクレバーな22歳があふれる思いを込めて、頂点を目指す。首位には、通算2アンダーの申ジエ(スリーボンド)が立ち、注目の17歳・馬場咲希(代々木高2年)は、通算4オーバーの10位につけている。


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 会見場に姿を見せた吉田は、分かりやすくラウンドを振り返った。

「ショットが不安定な日でしたが、ショートゲームで拾って我慢できました。(コースは)今年で一番難しいのは確かです。距離も長いですし、深くて密度の高いラフ、女子の力では止まらないグリーンですし、(バーディーが)獲れるホールと獲れないホールが分かれてくるので、(明日も)そこを判断していきたいです」

 言葉通り、多くの選手がコースに苦しめられている。だが、吉田は耐える展開を「好きなタイプ」と表現した。

「カップの位置は厳しいですが、グリーン上はきれいで読みやすいですし、実力通りの結果が出やすいと思います。その中でマネジメントをしていくのは楽しいです」

 今季は「伸ばし合い」の展開でも上位の常連で、28試合中14試合でトップ10入りを果たし、2位は5度ある。だが、本人は「プロゴルファーの価値は優勝でしか表せない」と言い、9月の住友生命Vitalityレディス東海クラシックで、ルーキーの19歳・尾関彩美悠に1打差の2位に終わった際は、カメラの前でポロポロと悔し涙を流した。

 その際、「勝つためには何かを変えなければ」と言ったが、この日は「まだ、変えられてはいないですが、ラウンド中もメリハリをつけることが大事だと思っています。あとは、今の調子を維持しつつ、納得するまで自分に向き合うことにしています」と明かした。辻村明志コーチとも「ネガティブにならずに前を向いていこう」と話し合ったという。

 そして、目の前に来た約1年ぶりのツアー3勝目と初メジャー制覇のチャンス。国内メジャー4大会のグランドスラムに王手をかけた首位の申を1打差で追う展開だが、吉田は冷静に「下からも(追い上げが)あるでしょうし、自分がベストなプレーをすることが一番かなと思います」と言った。

 高校時代はナショナルチームのメンバーで、(日本ゴルフ協会主催の)今大会については、「特別ですし、ホームのように親近感があります」と位置付けた。この日は第3日にして、今季最多ギャラリー数の7914人を記録。最終日は1万人を超える可能性があり、「今度こそ優勝を」と吉田を応援するファンも多く詰めかけると予想される。“ホーム”を感じる大会。22歳の吉田は、最終日の状況をイメージしながら「すごく楽しみです」と声を弾ませた。

(THE ANSWER編集部)


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