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伊藤美誠、世界卓球51年ぶりVへ最終調整 髪の一部を染め「赤だと燃える」と闘志満々

世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)が30日に中国・成都で開幕する。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、4年ぶりの開催となる世界最強国決定戦。日本代表は29日、練習場で最終調整した。3大会連続銀メダルから51年ぶり金メダルを目指す日本女子のエース・伊藤美誠(スターツ)は現地で取材に応じ、意気込みを語った。

真剣な表情で練習する伊藤美誠【写真:浜田洋平】
真剣な表情で練習する伊藤美誠【写真:浜田洋平】

世界卓球団体戦が30日中国・成都で開幕

 世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)が30日に中国・成都で開幕する。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、4年ぶりの開催となる世界最強国決定戦。日本代表は29日、練習場で最終調整した。3大会連続銀メダルから51年ぶり金メダルを目指す日本女子のエース・伊藤美誠(スターツ)は現地で取材に応じ、意気込みを語った。


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 決戦ムードが高まってきた。この日は開会式が行われた華やかな会場。一方、選手たちはウォーミングアップエリアで調整した。21歳の伊藤は2016、18年に続く3大会連続出場の団体戦出場。「コートに立つ時は、誰に対しても思い切って向かうのが自分の良さ。団体戦は凄く思い出に残る。みんなで勝ちを掴みとって、日本の皆さんもそうですし、選手の中でも(記憶に)残るような試合にしたい」と力を込めた。

 同学年の22歳・早田ひな、20歳の長崎美柚、18歳の木原美悠、24歳の佐藤瞳とチームを組む今大会。東京五輪金銀銅メダリストの伊藤でも代表入りは簡単ではなく、「若いチームですね。日本人の力が上がっているということなので嬉しいです。国内で競争があると、自分の力も上がる」と歓迎した。チームの印象についてはこう語る。

「もともと普段から試合で合うメンバーだけど、チームにならないと意外に深い話はしない。久しぶりの団体戦で凄くチーム感が増す。普段は戦うけど、これが日本の良さ。凄くチーム力が上がります。若い選手がいて爆発力があるし、落ち着きもあるチーム。(団体戦は)一人ひとりが力を出し切って、勝って次に回すのが凄い特徴的。一人が頑張るとみんな頑張れる。私自身も出場するからにはチームを盛り上げるのが一番。みんなが力を出し切れる雰囲気をつくれれば」

 26日夜に現地入り。調整する中で気づいたのは、照明が強いことだ。「凄く眩しい。台が反射する。台から下がると光ります」と明かした。しかし、自身は前陣で戦うことが多いため、「私はやっている中ではそこまで気にならないです。横から見ると(反射が)あるなって。選手によっては気になるけど、私はそこまで」と強調。男子など後ろに下がる選手は影響がありそうだが、伊藤は「ちょっと暑い」と苦笑いした。

 9月4日の第2回パリ五輪代表選考会で優勝。出発直前までTリーグが続き、「体調を万全にすること、サーブ・レシーブも少しずつ進化させること、挑戦者でいることを意識してきた」と準備を進めた。髪の一部にだけ赤色を入れ、「赤だと燃えるので」と闘志も満々。3大会連続銀メダルから51年ぶりの金メダルへ、日本時間午後8時開始の初戦でスロバキアを迎え撃つ。

【日本女子のグループリーグ】
日本(2位)
ハンガリー(16位)
ポーランド(19位)
スロバキア(30位)
ウズベキスタン(52位)

 ◆世界卓球 9月30日からグループリーグが行われ、上位16の国と地域が10月5日からの決勝トーナメントに進出。テレビ東京系&BSテレ東で連日放送。中継キャッチフレーズは「新時代の、目撃者になる。」

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)


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