井上尚弥のLA合宿にリング誌編集長が潜入&スパー目撃「制御された圧力こそ彼の真骨頂」
ボクシングのWBAスーパー&WBC&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は今月、2週間のロサンゼルス合宿を実施した。その合宿に潜入取材した米専門誌「リング」のダグラス・フィッシャー編集長が内容をレポート。目撃したスパーリングなどを伝えた。
フィッシャー編集長がレポート
ボクシングのWBAスーパー&WBC&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は今月、2週間のロサンゼルス合宿を実施した。その合宿に潜入取材した米専門誌「リング」のダグラス・フィッシャー編集長が内容をレポート。目撃したスパーリングなどを伝えた。
フィッシャー編集長は「ジム・ノート:ナオヤ・イノウエがロサンゼルスのボクシングを体感するために“コンフォート・ゾーン”を出た」と題した記事を掲載。日米メディアにほぼ非公開で行われていた井上の合宿を取材し、フェザー級選手の22歳ジャフェスリー・ラミド(米国)とのスパーリングを目の当たりにしたという。「イノウエがバックフットでパンチを横へ後ろへ避けるのを見るのは興味深かった」というフィッシャー編集長はこう記した。
「しかし、コントロールされた圧力こそ彼の真骨頂であり、3回に彼は再び魅せた。ラミドをロープに追い込み、タイミングの良いパワージャブと右を当てた。ラミドはダブルフックで反撃し、一時的にロープ際から脱するも、イノウエは強い圧力をかけ続けた。イノウエは明らかにビッグショットを狙っており、実際に右を当てた。ラミドは持ちこたえ、ショートフックで反撃。イノウエは再び右を打ち返した」
このように評し、リング誌のパウンド・フォー・パウンド(PFP)で今年1位にランクされたモンスターの動きに息をのんだ様子。年内に実現が期待されるWBO同級王者ポール・バトラー(英国)との4団体統一戦に向けても、調整は順調に進められているようだ。
(THE ANSWER編集部)