8年目苦労人&プロ初戦21歳が好発進 2位種子田香夏「気負わず」4位奥山友梨「ドキドキ」
女子ゴルフの国内メジャー・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯が8日、京都・城陽CC(6555ヤード、パー72)で開幕した。上位には、予選会を突破して出場権をつかんだ選手も名を連ねた。66で6アンダーの種子田香夏(たねだ・かな=QTnet)は2位。67で5アンダーの奥山友梨(おくやま・ゆうり=チェリーヒルズGC)は4位につけた。昨年6月、最終プロテストに合格したツアー初出場の奥山は、スタートから4連続バーディーで観客や大会関係者を驚かせ、種子田はプロ8年目でツアーでの自己ベストスコアをマークした。例年、プロ選手が最も多く出場できるツアー大会(今年は132人)。ワンチャンスに懸ける2人がそれぞれの思いを語った。
日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯初日
女子ゴルフの国内メジャー・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯が8日、京都・城陽CC(6555ヤード、パー72)で開幕した。上位には、予選会を突破して出場権をつかんだ選手も名を連ねた。66で6アンダーの種子田香夏(たねだ・かな=QTnet)は2位。67で5アンダーの奥山友梨(おくやま・ゆうり=チェリーヒルズGC)は4位につけた。昨年6月、最終プロテストに合格したツアー初出場の奥山は、スタートから4連続バーディーで観客や大会関係者を驚かせ、種子田はプロ8年目でツアーでの自己ベストスコアをマークした。例年、プロ選手が最も多く出場できるツアー大会(今年は132人)。ワンチャンスに懸ける2人がそれぞれの思いを語った。
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奥山は1番パー5から4連続バーディーを決めた。想定外のことに胸が高鳴った。
「落ち着かなかったですし、ドキドキしました。変な感じでした」
2000年度生まれのプラチナ世代。だが、西村優菜、吉田優利、古江彩佳らエリート選手とは違い、高卒1年目で受けたプロテストは1次予選で失敗している。
「調子が悪くてゴルフが嫌で仕方なかった。私生活から変えなければダメだと思い、地元の熊本を離れて一人暮らしを始めました」
ネットで探した兵庫県内のチェリーヒルズGCに申し込み、研修生として寮生活をスタート。2度目のプロテストではカットライン上で合格するも、昨年はステップ・アップ・ツアー出場全4試合に予選落ちした。ツアー予選会も1次で失敗。主催者推薦出場の機会も得られず、7月に開催された今大会の予選会(関西)でトップ通過を果たし、ツアー初出場に至った。
「『出られるんだ~』という思いでした。なので、この日を楽しみにしていました。でも、意外と緊張しませんでした」
熊本県出身で、コースには同郷の先輩が多くいる。名前の読みが同じ「ゆうり」の不動裕理については、「神様レベル」と表現。有村智恵や上田桃子にも会釈しているというが、「私のことは知らないと思いますので……」と恐縮していた。
そんな状況での好発進。4連続バーディーの後、連続ボギーをたたくも、3バーディーを獲り返す粘り強さも発揮した。優勝なら史上初のプロ初戦でのツアーVになるが、21歳の奥山は遠慮気味に言った。
「今日は私としてはロケットスタートです。ただ、明日から心配です。優勝はできたらいいですが、いきなりはできないと思うので、できればトップ10に入りたいです」