突風でリズムが狂う不運 勝みなみは終盤3ボギーで3打差3位「もう、あの一打から…」
女子ゴルフの国内ツアー・CATレディース第2日が20日、神奈川・大箱根CC(6638ヤード、パー72)で行われた。1打差の4位で出た勝みなみ(明治安田生命)は6バーディー、3ボギーの69で回り、首位に3打差の通算8アンダーで3位に浮上。ショット直前の強風でリズムを崩したが、最終日は順位は考えずベストを尽くす。11アンダーの岩井千怜(Honda)が単独首位。
CATレディース第2日
女子ゴルフの国内ツアー・CATレディース第2日が20日、神奈川・大箱根CC(6638ヤード、パー72)で行われた。1打差の4位で出た勝みなみ(明治安田生命)は6バーディー、3ボギーの69で回り、首位に3打差の通算8アンダーで3位に浮上。ショット直前の強風でリズムを崩したが、最終日は順位は考えずベストを尽くす。11アンダーの岩井千怜(Honda)が単独首位。
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14番パー4。勝はピンまで残り118ヤードの第2打を放った後に愕然とした。
「あ~、めっちゃ吹いてる~。何で~」
ボールは「早く落ちて~」の願いもかなわず、グリーンを20ヤードオーバー。第3打はピン2メートルにつけたが、パーパットを決められずボギーにした。
「他の選手が打った時は全然吹いてなかったんです。私が打つ直前になってからビューンと吹いたみたいですが、アドレスに入った時は集中して気付きませんでした。もう、あの一打からショットもパットもリズムが狂ってきました」
言葉通り、15番パー5では4メートルのバーディーチャンスから3パットで連続ボギーにした。16番パー4ではバーディーを奪ったものの、17番パー3はピン奥10メートルから3パットのボギー。18番パー5では2メートル半のバーディーパットを決められず、パーでホールアウトした。
「18番のバーディーパットは完璧に打てたのに入りませんでしたし、納得していないです。3オーバーぐらい打った気持ちです」
単独首位の岩井とは3打差。爆発力のある勝なら十分な射程圏だ。前週はツアー初優勝の岩井に、1打届かず2位で終えた流れもあるが、勝は敢えて言った。
「優勝したいけど、明日出ている選手の中で一番いいプレーをしたらいい。そこに集中したいです。どれだけいいゴルフができるかです」
勝は最終日こそは自分の世界に入り、真の強さを発揮する。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)