2週連続V王手の20歳岩井千怜、父も驚かせたロングパット連発「チャンスは全部決める」
最終日最終組の岩井「私もドキドキするとは思います」
好調なプレーと充実したメンタル。この日は、「優勝したことで、ピンの位置などを怖がらずにクラブを振り抜けるようになりました」と振り返った。大会前、2週連続優勝を狙うことは考えていなかったというが、ツアー最終予選会(QT)の失敗で出場試合が限られた前半戦のことを思い、「伸び伸びプレーできている」と実感している。待ち時間には空を見上げて気持ちを落ち着かせ、鼻歌も歌ったという。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
「今日は(TBS系連続ドラマ)『ドラゴン桜』に出てくるノリのいい曲を歌っていました(笑)」
緊張はしないわけではない。2打差の2位にはツアー通算4勝の34歳・若林舞衣子(ヨネックス)がつけ、3位には同7勝の勝みなみ(明治安田生命)がいる。岩井にとっては、4度目の最終日最終組だが、勝とは3度目。その強さも感じている。
「勝さんはショットメーカーで、パッティングがものすごく上手な印象です。きっと伸ばしてきますし、私もドキドキするとは思います。でも、緊張するのは集中力があるということ。その中でどれだけ淡々と自分のプレーができるかを考えたいです」
雄士さんがキャディーを務めた明愛も2アンダーの23位で予選通過。最終日も先にホールアウトする明愛、雄士さんの応援を受けながら、岩井は淡々と戦う。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)