渋野日向子のスイングに海外注目「パワフルだ」

　米女子ゴルフの海外メジャー今季最終戦・AIG全英女子オープンが4日、英北部ガレーンのミュアフィールド（6680ヤード、パー71）で開幕した。2019年女王の渋野日向子（サントリー）は8バーディー、2ボギーの65で回り、6アンダーで単独首位発進。海外の男子プロ選手は渋野がドライバーをぐにゃりと曲げたスイングを「完璧だ」と絶賛。海外ファンにも「エグいね」と注目を浴びている。

　渋野の一振りに海外男子プロも注目した。ショット練習場でスイングの瞬間を捉えた一枚。振り下ろすドライバーがぐにゃり。シャフトが柔らかいためなのか、クラブ全体がしなっている。腰を入れたインパクトの少し前。目線はしっかりとボールを捉えているようだ。

　オーストラリアのプロゴルファー、ユアン・ポーターが注目。自身のツイッターに画像を公開した。文面では「現在首位のヒナコ・シブノの、とてつもなく素晴らしいポジションを見て。完璧だ」と称賛した。目の当たりにした海外ファンからも「エグいね」「パワフルだ」「Wow」と驚きの声が上がっていた。

　渋野はこの日179ヤードの16番パー3で、ティーショットをピンまで1メートル弱に寄せ、楽々とバーディーを奪うなど、風の強い難しい条件の中で躍動。ここ数試合では予選落ちや棄権が続いたが、日本人初の海外メジャー2勝目が期待される。