100mでありえない「カメラ目線」のゴール写真 “余裕の9秒91”の19歳海外選手が話題
コロンビア・カリで行われている陸上のU20(20歳未満)世界選手権の男子100メートル決勝で、ボツワナの19歳レツィレ・テボゴがU20世界新記録となる9秒91(追い風0.8メートル)で優勝し、世界に衝撃を与えた。残り30メートル付近から横を向きながら駆け抜けたパフォーマンスに驚きの声が続出。世界陸連(WA)は「カメラ目線の笑顔でフィニッシュ」と“笑撃”の判定写真を公開した。
陸上のU20世界選手権男子100m、右を向いてフィニッシュした選手の1枚とは
コロンビア・カリで行われている陸上のU20(20歳未満)世界選手権の男子100メートル決勝で、ボツワナの19歳レツィレ・テボゴがU20世界新記録となる9秒91(追い風0.8メートル)で優勝し、世界に衝撃を与えた。残り30メートル付近から横を向きながら駆け抜けたパフォーマンスに驚きの声が続出。世界陸連(WA)は「カメラ目線の笑顔でフィニッシュ」と“笑撃”の判定写真を公開した。
テボゴが完全に右を向いた。2位以下を突き離すと、残り30メートル付近からメインスタンド側を向いて右手でセレブレーション。通常のフィニッシュ時は懸命に胸を突き出す選手がほとんどだが、19歳の逸材はなんと上半身ごと体をカメラに向けていた。余裕のポーズを取っている。
そのレースぶりは“動かぬ証拠”としても残った。WA公式ツイッターはレース後に「カメラ目線の笑顔でフィニッシュ」という文面でゴール時の判定写真を公開。セイコー社による1枚は、他の7選手と対照的だ。これにはファンからも「彼はウサイン・ボルトだった」「(他選手を)ディスってるね(笑)」「これは歴史になる」「3着と4着は同時だな……」と驚きの声が上がるなど話題を集めている。
7月のオレゴン世界陸上は準決勝敗退だったテボゴ。今大会は200メートル予選でも19秒98(追い風0.4メートル)の大会記録を出している。