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世界最強馬の蘇る衝撃 出遅れから7馬身差逆転、伝説レースの圧勝は「一日中見れる」

G1シリーズ真っ盛りの欧州競馬では、17日には英ヨーク競馬場で中距離王決定戦ともいえるインターナショナルステークス(3歳上、芝2050メートル)が行われる。過去には日本場も参戦例がある伝統レースだ。本番を前に英メディアが10年前に行われた世界最強馬の圧巻のレース動画を復刻。「信じられない」「一日中見ていられる」と海外ファンを再び熱狂させている。

フランケルの伝説の圧勝劇がファンを再び熱狂させている(写真は2010年撮影)【写真:Getty Images】
フランケルの伝説の圧勝劇がファンを再び熱狂させている(写真は2010年撮影)【写真:Getty Images】

2012年英インターナショナルSで7馬身差の圧勝劇が復刻

 G1シリーズ真っ盛りの欧州競馬では、17日には英ヨーク競馬場で中距離王決定戦ともいえるインターナショナルステークス(3歳上、芝2050メートル)が行われる。過去には日本場も参戦例がある伝統レースだ。本番を前に英メディアが10年前に行われた世界最強馬の圧巻のレース動画を復刻。「信じられない」「一日中見ていられる」と海外ファンを再び熱狂させている。

 スタートで出遅れ、後方からレースを進めたのはフランケルだ。最後の直線で大外に持ち出すと、ほぼ馬なりのまま先頭に取り付く。他馬が懸命に手綱をしごく中でも、鞍上の手はほとんど持ったまま動かず。外ラチ沿いから一気に抜け出すと最後だけ追い出し、2着のファーに7馬身差をつける圧勝劇だった。これでデビューからの連勝記録を13に伸ばし、G1レースも8連勝となった。

 英競馬番組「レーシングTV」公式ツイッターは「フランケルの話をするならば、これを話さないと失礼にあたる」との言葉を添え、衝撃的な伝説レースの動画を公開。ファンも「最高の馬」「信じられない」「言葉では言い表せられない」「人生で一度出会えるかどうかの馬」「色あせない」「一日中見ていられる」など、最強馬の圧巻のパフォーマンスに改めて酔いしれていた。

 歴史に残る圧勝劇が見られたのは2012年のレース。過去すべて1600メートル以下のレースに出走し、2着以下に大差をつける走りで怪物と称された12戦全勝のフランケルが1番人気だった。このレースがデビューから初めて2000メートル以上のレースにエントリーしたが、強さだけが際立つ内容だった。

 1972年に創設され、2000年以降はジャイアンツコーズウェイ、エレクトロキューショニスト、シーザスターズといった名馬たちが優勝馬として名を連ねるインターナショナルS。秋の凱旋門賞を占うレースとして、05年には日本からもゼンノロブロイが参戦して2着に入ったことでも注目を集めた。

(THE ANSWER編集部)

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