2位三ヶ島かな、外れた18番ラストパットの心境を告白「震えました。手は動けてない」
女子ゴルフの国内ツアー「大東建託・いい部屋ネットレディス」は24日、北海道・滝のCC(6560ヤード、パー72)で最終ラウンドが行われ、首位から出た菊地絵理香(フリー)が通算20アンダーで逃げ切ってツアー通算5勝目を挙げた。2日連続で菊地と同組で回った三ヶ島かな(ランテック)は菊地を最後まで追い詰めたもの、1打及ばずに2位。追いつくチャンスだったラストパットを外し「震えた」と悔しがった。
大東建託・いい部屋ネットレディス最終日
女子ゴルフの国内ツアー「大東建託・いい部屋ネットレディス」は24日、北海道・滝のCC(6560ヤード、パー72)で最終ラウンドが行われ、首位から出た菊地絵理香(フリー)が通算20アンダーで逃げ切ってツアー通算5勝目を挙げた。2日連続で菊地と同組で回った三ヶ島かな(ランテック)は菊地を最後まで追い詰めたもの、1打及ばずに2位。追いつくチャンスだったラストパットを外し「震えた」と悔しがった。
3日目を終えて首位の菊地とは2打差の2位。小祝さくら(ニトリ)とともに2日連続での同組プレーで、序盤からトーナメントリーダーにプレッシャーをかけ続けた。3番で先にバーディーを奪って1打差に迫ると、そこからは熾烈なバーディー合戦を展開。菊地がミスをした13番でついに追いつき、昨シーズン最終戦のツアーチャンピオンシップリコーカップ以来の2勝目も見えてきていた。
1打差をつけられて迎えた最終18番パー4。安全策をとった菊地に対し、三ヶ島は第2打で攻めて5メートルのバーディーチャンスにつけた。先に打った菊地のバーディーバットは入らなかったものの、「お先に」でパーで上がって三ヶ島のバーディーパットを待つ形となった。
入れればプレーオフに持ち込める運命のパット。だが、三ヶ島は尋常ではない精神状態だった。「震えました。(手は)正直、動けてはいないです。無理やりという感じ」の中で打ったパットはショートして、終戦を迎えた。
この場面、菊地は「三ヶ島さんは絶対に入れてくると思って準備していた」という。その中で生まれた微妙な駆け引き。「絵理香さんは、私が気が強いと思っているので、先にタップインしたのかなと。その期待に応えられなかったのが恥ずかしいし、悔しいです」と三ヶ島は残念がった。
最終日の感想を問われると「昨日よりは落ち着いてプレーできましたが、18番でビビっているようでは今後ダメだなと」。それでも最後は「(この4日間は)いい自信になると思います」と先を見据えた。
(THE ANSWER編集部)