【世界陸上】水濠に頭から落下した女子選手の決定的瞬間 3000m障害ならではのハプニング
オレゴン世界陸上が16日(日本時間17日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで第2日が行われた。計35回の障害を飛び越える女子3000メートル障害では、この種目ならではの水濠でアクシデントが発生。その決定的瞬間が捉えられた。
オレゴン世界陸上
オレゴン世界陸上が16日(日本時間17日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで第2日が行われた。計35回の障害を飛び越える女子3000メートル障害では、この種目ならではの水濠でアクシデントが発生。その決定的瞬間が捉えられた。
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1周400メートルのトラックを7周走り抜ける3000メートル障害。各周5個、計35個の障害を飛び越えるが、面白さのひとつが障害として設置されている水濠だ。76.2センチ(女子の場合)のハードルの奥に、最深部0.7メートル、長さ3.66メートルの池のような水が張られており、障害に近いほど深い設計になっている。当然、深い部分に着水すれば抵抗が大きく減速の原因になる。計7回こなす水濠をどう飛び越えるかはポイントの一つだ。
この日の女子3000メートル障害予選1組ではレア・マイヤー(ドイツ)がハードルを飛び越える際にバランスを崩し、上半身から水濠の最深部に落下。すぐに起き上がって走り出したが、このアクシデントも響いて8位に終わり、敗退となった。ドイツ公共放送「ARD」によると、本人は「ハードルに対して十分なアグレッシブで向かっていけなかった。とても愚かなことだし腹立たしい」と落胆したという。
それでも、日本でも男子の三浦龍司(順大)が東京五輪で日本人初の7位入賞を果たし、注目度が増している種目。他のトラック種目とはひと味異なる魅力を楽しんだファンも多く、ネット上では「初めて見たけど面白い」との声も上がっていた。
(THE ANSWER編集部)