67好発進の吉田優利、今大会に燃える“コスメ番長”ならではの理由「使ってみたいな~」
国内女子ゴルフツアーの資生堂レディスが30日、神奈川・戸塚CC(6570ヤード、パー72)で開幕した。ツアー2勝の吉田優利(エプソン)が5バーディー、ボギーなしの67で5アンダー。首位に2打差の4位につけた。美意識が高く“コスメ番長”と呼ばれる22歳。優勝の副賞「資生堂化粧品100万円分」にもテンションを上げており、暑さ対策もしながら頂点を目指す。
資生堂レディス初日
国内女子ゴルフツアーの資生堂レディスが30日、神奈川・戸塚CC(6570ヤード、パー72)で開幕した。ツアー2勝の吉田優利(エプソン)が5バーディー、ボギーなしの67で5アンダー。首位に2打差の4位につけた。美意識が高く“コスメ番長”と呼ばれる22歳。優勝の副賞「資生堂化粧品100万円分」にもテンションを上げており、暑さ対策もしながら頂点を目指す。
最終18番パー4。吉田は5メートルのバーディーパットを外すも、ギャラリーの声援に笑顔を返した。気温33.9度の中でも、疲れた表情は見せないままのフィニッシュ。会見では、ボギーなしのラウンドに手応えを口にした。
「今日はショットが安定していましたし、パッティングが思った通りに打ち出せました」
暑さで選手たちは体力を消耗しているが、吉田は平然としたままで、「去年から体力的には問題なくなりましたから」と言った。理由はトレーニングの地道な継続だった。
「3年計画で体を作っていて、今年はトレーナーさんに帯同してもらって、朝と晩に毎日、1時間ずつトレーニングをしています。朝は体幹を中心にした同じ内容をルーティンにしています」
暑さ対策は、水分、栄養補給と日傘をさし続け、日陰に入ること。その上で、バッグに忍ばせた口紅をまめに塗るなど、「美」は意識し続けている。大会のテーマ「強く、美しく、輝くとき。」を実践している22歳は、優勝の副賞「アネッサなどの資生堂化粧品」にもテンションを上げている。
「資生堂さんは、いっぱいブランドがありますし、勝てたらうれしいですね。(28日の)前夜祭では、たくさんのメイク道具があって、『使ってみたいな~』と思って見ていました。でも、まずは優勝するまでの過程を大切にしたいです」
前週の22日には、千葉県出身のプロゴルファーとして、ZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ―西武戦の始球式を経験。先発した佐々木朗希投手の剛速球も見て刺激を受けたという。
「野球もフィジカルが大事だと感じました。佐々木投手はすでにスーパースターですし、これからも『すごく応援したいな』と思いました」
吉田自身も目標は高く、「細胞レベルを考えると、24歳までに体を大きくして世界クラスにしたい」と言った。美意識もさらに高めつつ、どん欲に強さを求めていく。
(THE ANSWER編集部)