32歳になった“元天才少女”金田久美子 11年ぶりVチャンス「以前はゴルフがつらかった」
年齢を重ねることで生まれた変化「以前はスコアばかりにこだわっていた」
もともとは勝ち気で妥協を許さない性格。しかし、年齢を重ねることで変化が生まれた。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
「どれだけ疲れていても練習しなきゃいけないと思っていた。休むことも勇気の一つ。それが、自分の年と向き合う中で、最近は(休養も)できるようになった。腰が痛くても、練習もトレーニングもしなきゃ、と。それで、より痛めていたこともあったので」
ゴルフへの向き合い方も変わった。
「悪くてもゴルフができるだけでいいかと思える瞬間も出てきた。去年はスイングもできなかったけど、今はゴルフができている。腰の状態が悪くないから前向きになれる。以前はゴルフができるのも体が動くのも当たり前。スコアばかりにこだわっていたので」
年齢を感じる瞬間もあり、「疲れますね、本当に」と吐露。「18ホール、(今日は)特に風で、いろいろ考える。睡眠も浅くなった。昔は9時間半とか10時間とか寝られたけど、7時間で目が覚めたり。痛い箇所も治りづらかったり。年を感じますね」と笑ったが、表情には充実感が漂った。
ラウンド直後の会見で最終日最終組の可能性を伝えられると「ああ、ホントだ。そこまで見てなかった」と驚いたが、11年ぶりの2勝目は手が届くところにある。
「明日も風が吹くと思うので、無理せずパーを狙って、耐えて……というゴルフで頑張りたい。そして、自分のゴルフに集中すること。自滅しないで、悔いのないように。ただ耐えるゴルフを集中してやりたい」
幾多の苦難を乗り越え、戦い続ける32歳。最終ラウンドに持てるすべてを懸ける。
(THE ANSWER編集部)