7年低迷した堀奈津佳は10位、琴音は13位 姉妹そろって上位で最終日へ「1つでも上に」
女子ゴルフの国内ツアー・ニチレイレディス第2日が18日、千葉・袖ヶ浦CC新袖C(6563ヤード、パー72)で行われた。5位で出た堀奈津佳(サニクリーン)は3バーディー、1ボギーの70で回り、通算6アンダーの10位に後退したが、首位に5打差で決勝ラウンドへ進出。52位で出た妹・琴音(ダイセル)は7バーディー、2ボギーの67で5アンダーとし、13位に浮上した。ともにスランプを経験した姉妹は、再び上位で戦えている状況を喜んだ。
ニチレイレディス第2日
女子ゴルフの国内ツアー・ニチレイレディス第2日が18日、千葉・袖ヶ浦CC新袖C(6563ヤード、パー72)で行われた。5位で出た堀奈津佳(サニクリーン)は3バーディー、1ボギーの70で回り、通算6アンダーの10位に後退したが、首位に5打差で決勝ラウンドへ進出。52位で出た妹・琴音(ダイセル)は7バーディー、2ボギーの67で5アンダーとし、13位に浮上した。ともにスランプを経験した姉妹は、再び上位で戦えている状況を喜んだ。
奈津佳は、堅実にスコアを伸ばした。2015年シーズン途中から続く低迷がウソのように、アプローチを寄せ、パットを決めた。ショットはフェードで安定。初日は15年3月のTポイントレディス以来7年ぶりのトップ10発進で、大勢のギャラリーを前にしたが、「楽しかったし、うれしかったです。久しぶりに血の通ったゴルフができました。昨年からショットの状態は良くなっていましたが、やっと、ゴルフというゲームができた感じです」と振り返った。
13年に2勝。60台を連日マークし、「次世代のホープ」を称された。だが、次第に「もっと綺麗なストレートボールを打ちたい」とスイング改造を重ね、迷走状態に入ったという。
妹の琴音も18年からは約3年間低迷。だが、先にトンネルから抜けて、昨年7月のニッポンハムレディスでツアー初優勝を飾った。今年3月のTポイント×ENEOSで姉と並ぶ通算2勝目を手にした。その際も「姉にはまた優勝してほしい」と話していたが、今大会初日、姉に4打のリードを許すと、「追いつきたい」と闘志を燃やした。
結果、67をマークして13位に浮上。奈津佳が初日を終えた後に「妹の腐らずに頑張る姿が刺激になりました」と話したことを伝え聞くと、「うれしいです。でも、私より姉の方がストイックだし、真面目です」と実感を込めた。
支え合ってきた姉妹は「最終日、1つでも上に行きたいです」と声をそろえ、琴音は「いつかお互いがいい位置で同じ組で回れたら」と付け加えた。その展開も、現実味を帯びてきている。
(THE ANSWER編集部)