大谷翔平、13号に敵地実況席は11秒の沈黙 元首位打者OBが挙げた「唯一のミス」とは
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、本拠地メッツ戦に「3番・DH」で先発出場。13号2ランを含む3安打3打点と躍動した。本塁打のシーンでは敵地中継局「スポーツネット・ニューヨーク」の実況席は11秒の沈黙。首位打者獲得経験のあるメッツOBの解説者は「あれだと角度がついてしまう」と嘆いた。
メッツの地元中継局の実況席「エンゼルス打線はついに目覚めた」
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、本拠地メッツ戦に「3番・DH」で先発出場。13号2ランを含む3安打3打点と躍動した。本塁打のシーンでは敵地中継局「スポーツネット・ニューヨーク」の実況席は11秒の沈黙。首位打者獲得経験のあるメッツOBの解説者は「あれだと角度がついてしまう」と嘆いた。
敵地実況席を沈黙させる一発だった。二塁打、単打を放って迎えた第3打席。5回1死二塁、今季リーグトップタイ7勝を挙げているカラスコが投じたスライダーは真ん中からやや内角の甘いコースに。バットを振り抜くと、右中間の本塁打ラインを越えるフェンス最上部に直撃。貴重な追加点の13号2ランとなった。
背番号17がダイヤモンドを一周すると、メッツの地元局「スポーツネット・ニューヨーク」の実況、ウェイン・ウランダッツォ氏は「トラウトとオオタニが今夜、再結合を果たしました。エンゼルスの打線はついに目覚めたようです」とこの試合から復帰し、3回に本塁打を放っていたマイク・トラウト外野手の名前を出して脱帽。そこから約11秒の沈黙が実況席を包んだ。
沈黙を破ったのは解説を務めたキース・ヘルナンデス氏。カージナルス時代の1979年に首位打者とナ・リーグのMVPに輝いた同氏は「彼は内角に対して素早いスイングができる。唯一のミス。もう少し外角に投じるべきだった。あれだと角度がついてしまう」とカラスコの投球を嘆いた。
この日の大谷は4打数3安打1四球3打点の大活躍。トラウトがその後2本目の本塁打を放ち、ウォルシュもサイクル安打を達成するなど、打撃陣が躍動し、11-6で打ち勝った。
(THE ANSWER編集部)