井上尚弥を止められるボクサーはいるか 5人を英メディア選出、まさかの問題児の名も…
ボクシングでノニト・ドネア(フィリピン)を破り、世界バンタム級3団体統一を達成した井上尚弥(大橋)。米専門誌「ザ・リング」でパウンド・フォー・パウンド(PFP)1位に選出されるなど、向かうところ敵なし状態となっているが、英ボクシング専門誌「ボクシングニュース」は「誰かナオヤ・イノウエを止められる人はいるか?」と特集。対戦が期待される5人の名前を挙げている。
英ボクシングニュース誌が対戦期待の5人を選出
ボクシングでノニト・ドネア(フィリピン)を破り、世界バンタム級3団体統一を達成した井上尚弥(大橋)。米専門誌「ザ・リング」でパウンド・フォー・パウンド(PFP)1位に選出されるなど、向かうところ敵なし状態となっているが、英ボクシング専門誌「ボクシングニュース」は「誰かナオヤ・イノウエを止められる人はいるか?」と特集。対戦が期待される5人の名前を挙げている。
記事では「彼は現在強すぎて、速すぎる。そしてパワフルだ。29歳にして全盛期を迎えている。ライバルたちは彼の全盛期が終わることを願うしかないのだ」と手が付けられない状態であることを強調。一方で「スーパーフライ級からバンタム級で23勝無敗のイノウエにとって、新しいスタイル、サイズ、持っていないベルトを考慮して、彼の相手として名前の挙がる選手が5人いる」と独自に選んだ。
1階級下のスーパーフライ級のファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)という経験豊富な猛者2人、1階級上の世界スーパーバンタム級2団体統一王者ステファン・フルトン(米国)とともに名前が挙がったのが、井上との4団体統一戦が期待される世界バンタム級WBO王者ポール・バトラー(英国)だ。
寸評では「イノウエとバトラーが対戦した場合、バトラーが勝利するということはまずないだろう。しかし、試合が実現しないということはない」と実力は井上が圧倒的優位としながら、4団体統一戦実現の可能性に触れた。「イノウエと対戦するためにこれほど適した位置にいる選手はいない。イノウエにはないベルトを持っていて、英国でも人気がある」と記した。そして、最後に挙げられたのが、まさかの世界バンタム級前WBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)だった。
記事では「カシメロ対イノウエは現在、魅力がない」と指摘し、これまで井上との対戦は実現せず、自身の問題行動でタイトル剥奪になった経緯を紹介。「カシメロは、このまま引退を余儀なくされるのではないだろうか。もし戦うとなってもスーパーバンタム級で戦うことになるだろう。バンタム級で戦うことはなく、カシメロが階級を上げることの方が可能性はある」。井上が転級した場合の候補に挙げた。
(THE ANSWER編集部)