V2を飾った走り幅跳び女王・秦澄美鈴 憧れの世界陸上代表は「祈ることしかできない」
吉報を待つ世界陸上出場、過去大会の印象的なシーンは「う~ん、え~っと……」
過去の世界陸上で印象的なシーンを問われると、「う~ん、え~っと……」と熟考。男子のレジェンドを挙げた。「やっぱりカール・ルイスさんとマイク・パウエルさんが競っているところ。YouTubeで何回も見ていて、凄い楽しそうにしていた。それが『凄いかっこいいな!』と思って見ていました」。憧れの舞台までもうすぐだ。
参加標準記録は自己べストを17センチ上回る6メートル82。高い目標の達成はならなかったが、世界陸上競技連盟のワールドランキングで出場圏内にランクインしている。同ランクの期間内最後の大会となる月末の布勢スプリント(鳥取)は出場しない見通しだ。
「今から体を休めます。残りは祈ることしかできないけど、仕切り直して出場権を得られたら世界選手権に挑みたい。世界大会は未知数。チャレンジャーなので、世界の猛者の胸を借りて、凄い人たちがいる中で思い切りぶつかっていくような跳躍をしたい。まずは予選を突破しないと。予選突破が目標なので、最初の3本で6メートル60を出すのが最重要命題」
日本の走り幅跳び女王はどこまで食い込めるか。海外へ跳び出す準備をしながら吉報を待つ。
(THE ANSWER編集部)