宮里藍、活況の女子ツアーに「面白い」 無休続ける小祝さくらには仰天「凄いです…」
国内女子ゴルフツアーの宮里藍サントリーレディスが9日、兵庫・六甲国際GC(6527ヤード、パー72)で開催される。8日はプロアマ大会後、大会アンバサダーの宮里藍が会見した。自身は2017年シーズン限りでツアーを引退。今大会はコースセッティングも担当しているが、活況を呈する現在の国内女子ツアーを「すごく面白い」と表現。前週の全米女子オープン出場で日米を往復しながら、試合に出続ける小祝さくら(ニトリ)については「すごいです」「ケガには気を付けてほしい」と願った。
9日から宮里藍サントリーレディス
国内女子ゴルフツアーの宮里藍サントリーレディスが9日、兵庫・六甲国際GC(6527ヤード、パー72)で開催される。8日はプロアマ大会後、大会アンバサダーの宮里藍が会見した。自身は2017年シーズン限りでツアーを引退。今大会はコースセッティングも担当しているが、活況を呈する現在の国内女子ツアーを「すごく面白い」と表現。前週の全米女子オープン出場で日米を往復しながら、試合に出続ける小祝さくら(ニトリ)については「すごいです」「ケガには気を付けてほしい」と願った。
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大会アンバサダーの宮里は、3年ぶりの有観客開催について「すごくうれしいです。観客の声援があった方が選手にとってもいい状態になると思います。大勢の人の前でプレーすることもプラスになりますので」と喜んだ。
コースセッティングについては、「大きくは変えていないです。カップ位置については昨年、難しいところに切ってもスコアが伸びました。今年は、最終日に向けて伸びるようにしています」と説明した。
引退から5年。その間に渋野日向子、小祝さくら、勝みなみら「黄金世代」を皮切りに、続々と優勝を飾る若手選手が出てきた。宮里自身も全体のレベルアップを感じており、現在の国内女子ツアーの活況ぶりを「すごく面白いと思っています。西郷(真央)さんのように出場10戦5勝する選手が出てきて、(稲見)萌寧ちゃんのように自分のゴルフで勝つ人もいますから」と表現した。
その上で、自身が若くして米女子ツアーを主戦場にして世界一を目指した経験も踏まえ、「海外の試合にも視野を広げてほしいです」と願った。前週の全米女子オープンには、日本勢15人が出場。最高位の20位に入った小祝さくらは、前々週の国内ツアー・リゾートトラストレディスで優勝。7日に帰国して、今大会出場と強行軍を敢行する。そのタフネスさの感想を問われ、宮里は言った。
「すごいです。私は普通に休んでいました。でも、それができるからこそ、ケガには気を付けてほしいです。長い目で見て、考えてほしいとは思います」
この日は、宮里とアマチュア選手との座談会も行われた。吉田鈴、橋本美月らプロを目指すアマが参加し、宮里は「自分を知ることが大事」などとアドバイスした。5月のブリヂストンレディスでも大会前にアマチュア選手、若手プロ選手との座談会をしており、同会に参加したアマの馬場咲希の全米女子オープン予選突破を高く評価。「飛距離があるのは明らかですし、伸び盛りだと思います。今はこのまま伸び伸びとやってほしいです」とエールを送った。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)