井上尚弥の264秒殺劇に海外メディア衝撃 4団体統一戦は「明日やっても勝てる」の声
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が7日、さいたまスーパーアリーナでWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)に2回TKO勝ちし、日本人初の3団体王座統一に成功した。わずか264秒で決着。海外記者も仰天した様子で「モンスターが破滅させた」「彼なら明日(対抗王者と)やっても勝てる」などと反応していた。
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ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が7日、さいたまスーパーアリーナでWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)に2回TKO勝ちし、日本人初の3団体王座統一に成功した。わずか264秒で決着。海外記者も仰天した様子で「モンスターが破滅させた」「彼なら明日(対抗王者と)やっても勝てる」などと反応していた。
約1万7000人の大観衆が見守る中、難敵ドネアをいとも簡単に退けた井上。12ラウンドの激闘となった2019年から一転、衝撃の展開に海外メディアにも驚きが走り、ツイッター上の記者も続々と反応した。
英ラジオ局「トークスポーツ」のマイケル・ベンソン記者は「モンスターが破滅させた」と速報。米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン.com」のジェイク・ドノバン記者も「強烈な2回KO」と伝えたほか、権威ある米専門誌「ザ・リング」のライアン・ソンガリア記者は「ドネアはバンタム級最強のライバルだったがイノウエは彼を破壊した」と圧勝を表現した。
米著名ボクシングジャーナリストのダン・ラファエル氏は「イノウエの“モンスター”以上に相応しい異名はボクシング界でそうそうない。彼はそのものだ」と圧巻のKO劇に仰天。「ボクシングシーン.com」のクリフ・ロイド記者は「もしイノウエがバトラーと試合をしなければいけないなら、9月にやるべき。彼なら明日やっても勝てる。引き延ばさないようにしよう」と記した。
WBO王者ポール・バトラー(英国)を倒せば4団体統一。ロイド記者はさらに「イノウエがこのような試合をやれば、ロイ(・ジョーンズJr.)の全盛期の時と同じようにPFPの議論は余計な気がする。誰も、誰一人として彼のスピードと技術とパワーのコンビネーションを持っていない」と、PFP最強と認める旨の表現もしていた。
ドネアを圧倒した井上はWBAは7度目(正規王座を含む)、IBFは5度目の防衛に成功し、自身の持つ日本人の世界戦連勝記録を「18」に更新。日本人に馴染み深いWBCのバンタム級王座を奪い、4団体統一の偉業に王手をかけた。
(THE ANSWER編集部)