WBSS本命は井上尚弥 米メディアが「圧巻、規格外、強烈無比」と評す“三種の武器”
「最もタフな試練になる」と挙げられた対抗馬の存在とは
対抗馬の存在も指摘している。それは、“プエルトリコの怪物”ロドリゲスだ。「彼はイノウエにとって最もタフな試練になると思われる。母国プエルトリコでボディ打ちが得意なボクサーと戦うことに慣れているからだ。イノウエはマクドネル戦と同じ幸運をロドリゲス戦で手にできないかもしれない」と25歳の新王者の強さを警戒している。
一方で、井上に挑戦状を送ったタイトルマッチ史上最速の11秒KO記録を誇るテテについては厳しい視線を送っている。「テテはイノウエにとっては何の問題にもならないだろう。彼(井上)のようなボディパンチャーと戦ったことがないからだ」と言及し、日本人王者の相手にならないと分析している。
スーパー王者のバーネットに関しても、井上が有利と予想。「リー・ハスキンス、ザキヤノフのような弱い王者と対戦し、ベルトを勝ち取ることはバーネットのような王者には簡単なことがある。しかし、エマヌエル・ロドリゲス、イノウエのような才能相手に防衛を求められるのは別の話なのだ」と指摘している。
バーネットとテテという両王者も敵わない圧倒的優位とされる井上。並み居るチャンピオンをなぎ倒し、「黄金のバンタム」の頂にたどり着くことができるのだろうか。世界のボクシングファンが大注目の決戦となりそうだ。
(THE ANSWER編集部)