井上尚弥、ドネア第1戦後に届けた“粋な計らい” 海外絶賛「こんな事が可能なのか」
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が、6月7日にさいたまスーパーアリーナでWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)と3団体王座統一戦を行う。判定勝ちした第1戦の死闘は「ドラマ・イン・サイタマ」と称された。世紀の再戦を盛り上げるべく「ドラマ・イン・サイタマ2」と題し、第1戦で話題になった出来事をピックアップ。今回は、井上がドネアに取った“粋な計らい”に対し、ドネア一家が感謝を届けた投稿だ。
6.7井上尚弥VSドネアまであとわずか―「ドラマ・イン・サイタマ2」
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が、6月7日にさいたまスーパーアリーナでWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)と3団体王座統一戦を行う。判定勝ちした第1戦の死闘は「ドラマ・イン・サイタマ」と称された。世紀の再戦を盛り上げるべく「ドラマ・イン・サイタマ2」と題し、第1戦で話題になった出来事をピックアップ。今回は、井上がドネアに取った“粋な計らい”に対し、ドネア一家が感謝を届けた投稿だ。
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激闘から一夜明け、ドネアは1本の動画をツイッターに公開した。グレーのパーカーにフードを被り、サングラスをかけた姿。お揃いのTシャツを着た2人の息子もいた。目の前には「NAOYA INOUE」と記されたWBSSの優勝トロフィー。息子たちがたどたどしくメッセージを送った。
「サンキュー、Mr.イノウエ、コングラチュレーション」。ドネアは別のツイートで経緯を説明。息子たちにトロフィー獲得を約束したが、それがかなわず「目に涙を浮かべ、イノウエに一晩だけ貸してくれとお願いした」と明かしていた。井上も異例の頼みに快諾。敗れたライバルの子どもを喜ばせる粋な計らいだった。
ドネアの投稿には、海外ファンから「試合前、試合中、試合後全てが美しかった」「輝ける他のファイターたちのお手本だね。リング外でもリング内でも」などと感動した様子の声が相次いだ。リオ五輪に出場した中量級の実力者アンソニー・ファウラー(英国)も「年間最高試合候補の後に、私が目にした最高の出来事だ。ナオヤ・イノウエをさらに尊敬する。こんなことが可能なのだろうか。なんて男だ。日本は誇りにすべきだ」と称賛していた。
あれから2年7か月。互いにリスペクトする2人はどんな試合を見せてくれるのだろうか。
〇…試合はPrime Videoにて「Prime Video presents Live Boxing」の第2弾として独占ライブ配信される。日本のプライム会員は追加料金なしで視聴可能。第1弾では、4月9日のWBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(帝拳)とIBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)の王座統一戦が独占生配信され、大きな反響を集めた。
(THE ANSWER編集部)