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井上尚弥に完敗のマクドネル、海外から勇気に称賛の嵐「負けたのは恥ではない」

ボクシングのWBA世界バンタム級タイトルマッチ(大田区総合体育館)は25日、元世界2階級王者で同級2位の井上尚弥(大橋)が、王者のジェイミー・マクドネル(英国)に初回1分52秒でTKO勝ち。国内最速となる16戦目での3階級制覇の偉業を見事に成し遂げた。10年間、無敗を誇った正規王者マクドネル陣営は完敗にもかかわらず、新王者を粋なエールで祝福。海外ファンは最強の挑戦者から逃げなかった勇気とプライドに称賛の嵐が巻き起こっている。

井上尚弥【写真:Getty Images】
井上尚弥【写真:Getty Images】

トレーナーのコールドウェル氏がツイッターで井上を祝福

 ボクシングのWBA世界バンタム級タイトルマッチ(大田区総合体育館)は25日、元世界2階級王者で同級2位の井上尚弥(大橋)が、王者のジェイミー・マクドネル(英国)に初回1分52秒でTKO勝ち。国内最速となる16戦目での3階級制覇の偉業を見事に成し遂げた。10年間、無敗を誇った正規王者マクドネル陣営は完敗にもかかわらず、新王者を粋なエールで祝福。海外ファンは最強の挑戦者から逃げなかった勇気とプライドに称賛の嵐が巻き起こっている。

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 2013年に獲得したチャンピオンベルトをわずか112秒で手放すことになったマクドネル。井上のあまりの強さに陣営もショックを隠しきれない様子だったが、試合後は英国紳士らしさを見せた。

 マクドネルのトレーナーのデイブ・コールドウェル氏は痛恨の敗戦後、自身のツイッターを更新した。

「チャンピオンとして去ることは誇り高き男にとっては重要なことだ。ジェイミー・マクドネルは日本で持っているものを全て捧げた。それも輝ける、獰猛なパンチを誇るP4Pのチャンピオン相手に、だ。ナオヤ・イノウエ、3階級世界王者おめでとう」

 身長175.5センチとバンタム級としては長身の愛弟子は減量苦を乗り越え、敵地で防衛戦のリングに上がった。完敗に終わったが、ベストを尽くしたマクドネルをコールドウェル氏も労っている。

 同時に、死角ゼロの強さを見せつけられた井上の強烈無比なパンチ力を称賛。そして、ボクシング界で最も権威を持つ米専門誌「リング」では17階級の比較を行う「パウンド・フォー・パウンド(PFP、P4Pとも)」で世界7傑に入っている井上に脱帽している。

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