米大学野球で塁審が物議 ランナーを妨害→アウト宣告で米メディア「おかしなショー」
米大学野球の試合で、塁審が走塁を“妨害”するまさかの出来事が起きてしまった。走路に立っていたため、一塁を回った打者走者と激突。二塁に向かったが、タッチアウトでゲームセットとなった。しかもシーズン最後の試合での出来事で、後味の悪い展開を米メディアは「おかしなアンパイアのショー」と伝えている。
激突した打者走者は転倒→二塁タッチアウト
米大学野球の試合で、塁審が走塁を“妨害”するまさかの出来事が起きてしまった。走路に立っていたため、一塁を回った打者走者と激突。二塁に向かったが、タッチアウトでゲームセットとなった。しかもシーズン最後の試合での出来事で、後味の悪い展開を米メディアは「おかしなアンパイアのショー」と伝えている。
審判がまさかの形で試合を終わらせてしまった。ノースイースタン州立大は、ヘンダーソン州立大を相手にリードを許す展開。9回に7-11と4点差に迫り、なおも9回2死満塁のチャンスを作った。ここで2番打者ブレーズ・ブラザーズの打球が左中間を破った。走者一掃で1点差に迫り、なおも同点のチャンス……かと思われたが、打者走者のブラザーズがやけに遅れて二塁にスライディング。タッチアウトで試合終了となってしまった。
遅れた原因は一塁塁審だった。ブラザーズが一塁ベースを回ったところで、何故か走路に立っていたため激突。両者転倒し、信じられない様子だったブラザーズは二塁に向かうも間に合わなかった。ベンチから飛び出して抗議した監督は、別の審判に退場にされてしまった模様だ。
米メディア「ブロバイブル」は「大きな衝突とばかげた判定というおかしなアンパイアのショーによって、大学野球部のシーズンが終了」との見出しで記事を掲載した。追い上げていたノースイースタン州立大について「歴史的に最高なシーズンをおかしな方法で終了させられてしまった。38勝18敗という過去20年でも最高のシーズンを送っていたが、さらに良い成績を残すチャンスを奪われた」と伝えている。
記事では、最後のアウトを宣告したのが、皮肉にもぶつかった一塁塁審だったことも紹介。「しかし、その塁審は走者をアウトにした」「なんと残念。ノースイースタン州立大が可哀相だ」と同情していた。審判の判定などが米大リーグ(MLB)でも今季は度々話題となっているが、今回の一部始終はツイッター上でも動画が拡散されており、米国のユーザーから非難の声が書き込まれている。
(THE ANSWER編集部)