衝撃の最低20番人気馬V 失神しかけた調教師も鞍上絶賛「今までに見た最高の騎乗だ」
米競馬のクラシック3冠初戦、第148回ケンタッキーダービー(ダート2000メートル)が7日(日本時間8日)、ケンタッキー州のチャーチルダウンズ競馬場で行われ、現地では単勝最低20番人気だったリッチストライク(牡3)が優勝した。大外21番枠から直線で内を突いて抜け出したレオン騎手の“神騎乗”も光ったが、管理する調教師はゴールの瞬間に膝から崩れ落ち、「今まで私が見た中で最高の騎乗だ」と鞍上を絶賛したという。
超伏兵リッチストライク&鞍上レオンに調教師「気を失いそうになった」
米競馬のクラシック3冠初戦、第148回ケンタッキーダービー(ダート2000メートル)が7日(日本時間8日)、ケンタッキー州のチャーチルダウンズ競馬場で行われ、現地では単勝最低20番人気だったリッチストライク(牡3)が優勝した。大外21番枠から直線で内を突いて抜け出したレオン騎手の“神騎乗”も光ったが、管理する調教師はゴールの瞬間に膝から崩れ落ち、「今まで私が見た中で最高の騎乗だ」と鞍上を絶賛したという。
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愛馬の大激走に調教師も昇天した。繰り上がりで出走権が回ってきたシンガリ20番人気のリッチストライク。大外21番枠で発走直後にすぐさま内に潜り込むと、1コーナー19番手からじわじわと進出。最後の直線もエピセンターとゼンダンの人気両頭が叩き合うのを尻目に、内からぐんぐん伸びると、ラスト100メートルで捉えて押し切った。場内が騒然とする中、鞍上のレオン騎手は会心のガッツポーズを繰り出した。
ケンタッキーダービー公式ツイッターは「最高の番狂わせ。ケンタッキーダービーを見よ」と報じ、レース映像を公開。競馬ファンからは好騎乗を称える声が上がった。UAEの英字新聞「カレージ・タイムズ」によると、エリック・リード調教師は「どのような言葉で言い表せばいいのか……。気を失いそうになった。超ハッピーだった」と胸中を語った上で「ソニー・レオン。彼は私が今まで見てきた中で最高の騎乗を見せてくれた」と愛馬を大激走に導いた鞍上を絶賛したという。
また、米競馬専門誌「ブラッドホース」は「衝撃を受けたのは観客だけでない。調教師のエリック・リード師もレース直後、興奮しながら膝から崩れ落ちた。自分の馬が1位でゴールするのを見ながら地面に倒れ込んだ」とゴール直後のリード師の様子をレポート。「こんなのが信じられるか?」と周囲の関係者に話し、さらに「これは競馬。誰にでも勝てるチャンスはある。オッズ表示板はなんの意味もない」などとコメントしたと伝えた。
(THE ANSWER編集部)