世陸王者コールマン、10秒09で貫録の100mV 10秒22で2着の小池祐貴「大変貴重な経験」
陸上のセイコーゴールデングランプリ(GGP)が8日、東京・国立競技場にて有観客で行われ、男子100メートルは2019年世界陸上王者クリスチャン・コールマン(米国)が10秒09(追い風0.1メートル)で優勝した。日本初レースで小池祐貴(住友電工)らと激突。世界歴代6位タイの自己ベスト9秒76を持つ26歳が国立競技場を疾走した。
陸上・セイコーGGP
陸上のセイコーゴールデングランプリ(GGP)が8日、東京・国立競技場にて有観客で行われ、男子100メートルは2019年世界陸上王者クリスチャン・コールマン(米国)が10秒09(追い風0.1メートル)で優勝した。日本初レースで小池祐貴(住友電工)らと激突。世界歴代6位タイの自己ベスト9秒76を持つ26歳が国立競技場を疾走した。
コールマンは予選10秒13の全体1着、小池は10秒29(ともに向かい風0.3メートル)の全体3着だった。東京五輪400メートルリレーメンバーのデーデー・ブルーノ(セイコー)は10秒45(向かい風0.4メートル)の組8着で予選敗退。多田修平(住友銀行)は左ハムストリングの違和感により、レース直前に棄権した。桐生祥秀(日本生命)も右ハムストリング故障の影響で欠場している。
コールマンはドーピング検査違反で20、21年は出場停止になり、東京五輪を走ることはなかった。今年4月22日に200メートルで19秒92(追い風0.5メートル)をマーク。今大会は自己ベストを出した19年ドーハ世界陸上以来の100メートルだった。
今季は7月にオレゴン世界陸上が開催される。世界陸上の参加標準記録は10秒05に設定され、日本勢は6月9日開幕の日本選手権(大阪)で代表権を争う。
10秒22で2着に入った小池は、世界王者コールマンと走ったレースについて、テレビインタビューで「大変貴重な経験。学びも得られるし、映像を見て糧にしたい」と振り返った。「タイムはちょっと残念だけど、走りの感覚は悪くない」と語り、「しっかりとギアを上げて世界選手権ファイナル(決勝)を目指せるように頑張りたい」と視線を上げた。
(THE ANSWER編集部)