“皇帝”プルシェンコ、シニアの年齢制限に持論 「女子は18歳まで引き上げても」
「フィギュアスケートは発展していかなければならない」
“皇帝”はフィギュアは競技人生の短いスポーツであるべきではないとした上で、こう続けている。
「年齢資格の引き上げに関して多くの成功した年少のスケーターは現時点のチャンスのみにしがみつかないだろうし、この先どうスケートをしていくかを考えることだろう。選手たちは長く競技するべきだ」
世界ジュニアで13歳にして2度の4回転ジャンプに成功したアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)ら女子フィギュア界を驚かせる新鋭についても言及している。
「(トルソワら)この少女たちはジュニアのスタートで4回転を跳ぶことができ、このあとシニアにもそのままそれを持っていくことができるだろう。ただこのエレメンツを維持することはより難しくなる。私は自分の(学校の)ジュニア選手に必ず4回転ジャンプを教えるし、フィギュスケートは発展していかなければならない。4回転ジャンプから私たちはどこにも去らない」
各方面からも注目を集めているシニアの年齢制限問題。仮にプルシェンコ氏が提唱するように18歳以上となれば、2022年の北京五輪時でもまだ17歳のトルソワらは出場できないこととなるが……。ISUの総会でどんな結論が出るのか、注目度は日増しに高まっている。
(THE ANSWER編集部)