“皇帝”プルシェンコ、シニアの年齢制限に持論 「女子は18歳まで引き上げても」
国際スケート連盟(ISU)は6月4日からスペインのセビリアで行う総会の主な議題の一つとして、フィギュアスケートのシニアの「年齢制限」を17歳以上へと引き上げることを最重要提案として取り上げることになり、大きな話題を呼んでいる。“皇帝”ことトリノ五輪金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ氏(ロシア)がこの「年齢制限」引き上げ問題について持論を展開。「女子に関しては18歳まで引き上げてもいいと思っている」とロシアメディアの取材に答えている。
ISUの総会で議題に上がるシニアの年齢制限の引き上げについて、“皇帝”が持論を展開
国際スケート連盟(ISU)は6月4日からスペインのセビリアで行う総会の主な議題の一つとして、フィギュアスケートのシニアの「年齢制限」を17歳以上へと引き上げることを最重要提案として取り上げることになり、大きな話題を呼んでいる。“皇帝”ことトリノ五輪金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ氏(ロシア)がこの「年齢制限」引き上げ問題について持論を展開。「女子に関しては18歳まで引き上げてもいいと思っている」とロシアメディアの取材に答えている。
ロシアのニュースサイト「championship.ru」によると、プルシェンコ氏はこうコメントしている。
「もし16歳の少女と25歳の、ましてや30歳のスケーターを比較すると2つの別のスケートに見える。若いスケーターはまだ体が形成されていないおかげでジャンプを跳ぶことができるが、表現力を見せることはできない。私はこの(シニアの年齢制限を17歳に引き上げるという)提案の採択に賛成だし、女子に関しては18歳まで引き上げてもいいと思っている」
女子に関しては、体が出来上がり切っていない時期だからこそ、4回転などの高難易度のジャンプを成功させることができるというのがフィギュア界での定説。一方で熟練した選手が見せられるような表現力を発揮することは難しい。
プルシェンコ氏はこの両者による演技が“別物”になっていると指摘。ジャンプと、表現力――。2つのバランスをとるために、シニアの年齢制限を引き上げることに賛成の態度を示し、また18歳まで引き上げても良いという持論を展開している。