稲見萌寧、新トレーナー4人を経て昨季パートナーと再契約「イチからやってもらっている」
女子ゴルフの国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯が5日、茨城GC西C(6680ヤード、パー72)で開幕する。練習日の3日には、昨季賞金女王の稲見萌寧(Rakuten)が会見。今季、トレーナーを代えたことで体の状態が整わなかったことに言及した。計4人の新トレーナーを経て、昨季までのパートナーと再契約。今季出場7戦4勝の西郷真央(島津製作所)の活躍については、「するだろうなと予想していました」などと語った。
5日から今季国内女子メジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯
女子ゴルフの国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯が5日、茨城GC西C(6680ヤード、パー72)で開幕する。練習日の3日には、昨季賞金女王の稲見萌寧(Rakuten)が会見。今季、トレーナーを代えたことで体の状態が整わなかったことに言及した。計4人の新トレーナーを経て、昨季までのパートナーと再契約。今季出場7戦4勝の西郷真央(島津製作所)の活躍については、「するだろうなと予想していました」などと語った。
今季9戦を終え、稲見はトップ10が3度で、優勝はない。唯一、優勝争いに加わった富士フイルム・スタジオアリス女子オープンの前には「トレーナーの問題」を話していたが、この日、問題に展開があったことを明かした。
「今は昨年までのトレーナーさんにお願いし、今季は続けてもらうようになりました。また、イチからやってもらっています」
稲見は昨季終了後、新トレーナーと契約した。しかし、新たなトレーニングを取り入れたことで、重心の位置が変わり、体幹の感覚が変わっていることを明かしていた。富士フイルム・スタジオアリス女子オープンの前に、新トレーナーとの契約を解消。その後、3人のトレーナーから別々に指導を受けたが、フィットには至らなかったという。
その上で、昨季までのトレーナーと再契約。デビュー時の2018年から稲見の体を見てきただけに、稲見自身も「少しずつ、私のゴルフができそうな雰囲気になっているなという感じです。ハマるのは夏ぐらいだと思います」と前を向いた。
また、日本ウェルネススポーツ大ゴルフ部の後輩で、ジュニア時代から知る西郷真央の活躍ぶりにも言及した。西郷は今季開幕から出場7戦4勝。稲見の「21年初戦から出場8戦4勝」を凌駕しているが、稲見は「1回勝てば、止まらないと思っていました」と表現。理由は一緒に練習し、プライベートでも仲がいいからだと言い、「意識が高いし、完成度も高い。すごいことをしているとは思いますが、するだろうなという感じで、驚いてはいません」とも語った。
ただ、いつまでも西郷の独走を許すわけにはいかない。今大会は、昨年大会までの茨城GC東Cから同西Cの開催に変更。稲見は「グリーンが難しいです。体のこともあって、今は微妙に自信がないのですが、そういう中でも上位で戦いたいです」と思いを語った。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)