女子ゴルフ21歳安田祐香が3位浮上 プラチナ世代4人目Vへ「このチャンス生かしたい」
国内女子ゴルフのフジサンケイレディス(静岡・川奈ホテルGC富士、6447ヤード、パー71)第2日は23日、6位から出た安田祐香(NEC)が6バーディー、1ボギーの「66」で回り、通算8アンダーで3位タイに浮上した。首位は通算10アンダーの高橋彩華(東芝)。
女子ゴルフ・フジサンケイレディス第2日
国内女子ゴルフのフジサンケイレディス(静岡・川奈ホテルGC富士、6447ヤード、パー71)第2日は23日、6位から出た安田祐香(NEC)が6バーディー、1ボギーの「66」で回り、通算8アンダーで3位タイに浮上した。首位は通算10アンダーの高橋彩華(東芝)。
「プラチナ世代」の一人、21歳安田が川奈で輝いた。
「ショットが昨日に引き続き良くて、今日は短いバーディーパットより長めのバーディーパットが入ってくれた。そこが凄く良かった」
その言葉通り、4番で10メートル、6番で12メートル、14番で7メートルと次々とパットでバーディーを手繰り寄せた。5番パー4で唯一のボギーを叩いたが「3、4番でバーディーで来ていて、ストレスが溜まらないまま回れているので、あまりがっかりもしなかった」と切り替えられた。
古江彩佳、西村優菜、吉田優利ら、すでにツアー経験のある実力者揃いの「プラチナ世代」。安田は昨季4度のトップ10入りを経験し、今季ツアー出場権を懸けた最終予選会(QT)で20位に入り、前半戦までの出場権を獲得した。
昨季は故障もあり、苦しんだ時期もあった。「今のところ、痛いところもなくて、ゴルフの調子も開幕から徐々に良くなっていると思う」。今季は前週のバンテリンレディスの20位が最高だが、状態は上がってきている。
線の細さが目につき、連戦や暑さで体重が落ちてしまうことが課題だった。今は好物の肉を積極的に食べたり、ラウンド中も3、4ホールに1回はおにぎりを食べたり、「お腹が空いてなくても食べるようにしている」と工夫しながら挑んでいる。
「この1か月くらいショット自体はいいと思う。パターが入らなかったり、何かがかみ合わなかったりしただけで、ショットは良いなと思っていた。この2日間はかみ合っている。久しぶりにこういうゴルフできて、うれしいです」
先週は同じ世代の西村、吉田に加え、小倉彩愛が、優勝した植竹希望とプレーオフで争った。「優勝していない選手も去年プロになって、同世代が凄く増えてうれしい。先週みたいに3人の子が同世代の子がプレーオフしていると自分も頑張ろうと思える。負けないようにしたい」と刺激になった。
優勝すればプラチナ世代4人目。最終日に向けては「いつも通り」を強調した。
「緊張はしないと思うけど、いい位置で回れていると欲が出てしまう。でも、このチャンスを生かせられるように悔いなく3日目ラウンドできたら」
(THE ANSWER編集部)