フィギュア田中刑事が引退発表「幸せな競技人生」 今後はプロスケーター&コーチ転身
フィギュアスケートの平昌五輪代表・田中刑事が11日、自身のツイッターで競技から引退することを発表した。画像で文面を投稿し「幸せな競技人生でした」などとつづっている。
羽生結弦と同い年、平昌五輪男子シングル代表
フィギュアスケートの平昌五輪代表・田中刑事が11日、自身のツイッターで競技から引退することを発表した。画像で文面を投稿し「幸せな競技人生でした」などとつづっている。
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田中は岡山出身の27歳。2011年の世界ジュニア選手権で2位に入って頭角を現すと、13年全日本ジュニア選手権では優勝。全日本選手権では16、17年に2位、18年に3位に入っている。同い年の五輪連覇王者・羽生結弦と切磋琢磨し、世界選手権にも3度出場。18年平昌五輪にも男子シングル代表で出場。総合18位だった。
10日まで行われたアイスショー「スターズ・オン・アイス」に出演していた田中。自身のツイッターに「いつも応援してくださっている皆様へ この度、私は20年間にわたって続けてきたフィギュアスケート競技を引退することにいたしました」などと、画像文面で引退を伝えた。投稿文面は以下の通り。
いつも応援してくださっている皆様へ
この度、私は20年間にわたって続けてきたフィギュアスケート競技を引退することにいたしました。
このように長い間充実した競技人生を歩むことができたのは、ひとえにこれまでご指導くださいましたコーチの方々や関係者の皆様方、支えてくれた家族や友人たち、切磋琢磨し合ってくださった選手の皆様、そして、応援してくださっているファンの皆様のおかげです。
競技人生を通して得られた経験の数々は、私の人生においてかけがえのない宝物です。本来ならば、お一人お一人に直接感謝の言葉をお伝えしたいのですが、まずはこの書面にて、心より御礼を申し上げたいと思います。
昨日まで開催されておりましたスターズ・オン・アイス大阪公演・東京公演では、現役選手としての最後の演技を、感謝の気持ちを込めて演じさせていただきました。
今後しばらくは、プロスケーターと、指導者を志すアシスタントコーチのふたつのキャリアを歩んでいこうと思います。
アイスショーの演者を務めるプロとしての活動と、コーチとしての活動の両立は大変難しいことだと覚悟しております。しかし、私はそのふたつのキャリアを両立させることで双方に相乗効果をもたらしたいと考えております。これからは、プロとしても指導者としてもフィギュアスケート界に貢献できるよう、より一層努力してまいります。
来たる4月29日より開催されるプリンスアイスワールド横浜公演が、私にとってプロスケーターとしての最初の一歩となります。また今回、プリンスアイスワールド関係者の皆様のご厚意により同日の初公演終了時に引退会見を開かせていただくことになりました。詳しいことはそこで改めてお話させていただくとともに、記者の皆様のご質問にもお応えしたいと思っています。
ご報告は以上となります。
競技者の時には「攻める」をテーマに滑ってきましたが、次に進む道でもその熱量を持って取り組んでいこうと思います。これからもご支援のほどよろしくお願いいたします。
幸せな競技人生でした。
本当にありがとうございました。
2022年4月11日
田中刑事