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村田諒太は「完璧」 帝拳ジム会長が調整に太鼓判「今まで一番。想像以上にいい」

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界ミドル級(72.5キロ以下)王座統一戦は、9日にさいたまスーパーアリーナで開催される。8日は都内のホテルで前日計量が行われ、WBAスーパー王者・村田諒太(帝拳)は72.5キロ、IBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)は72.5キロのともにリミットでクリア。日本ボクシング史上最大のビッグマッチの舞台が整った。戦績は36歳の村田が16勝(13KO)2敗、この日40歳の誕生日を迎えたゴロフキンが41勝(36KO)1敗1分け。

計量をパスした村田諒太(右)とゲンナジー・ゴロフキン【写真:荒川祐史】
計量をパスした村田諒太(右)とゲンナジー・ゴロフキン【写真:荒川祐史】

村田諒太VSゴロフキン、コロナ検査も終えて無事興行開催へ

 ボクシングのWBAスーパー・IBF世界ミドル級(72.5キロ以下)王座統一戦は、9日にさいたまスーパーアリーナで開催される。8日は都内のホテルで前日計量が行われ、WBAスーパー王者・村田諒太(帝拳)は72.5キロ、IBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)は72.5キロのともにリミットでクリア。日本ボクシング史上最大のビッグマッチの舞台が整った。戦績は36歳の村田が16勝(13KO)2敗、この日40歳の誕生日を迎えたゴロフキンが41勝(36KO)1敗1分け。

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 決戦の舞台が整った。村田は黒のトランクスで計量へ。互いに鍛え上げられた筋骨隆々の肉体を披露し、クリアした。ゴロフキンは白のトランクスで一発パス。写真撮影では前日の会見と同じく、笑顔でグータッチを交わした。恒例のフェイスオフでは約17秒間にらみ合ったが、終了後は再び笑顔でグータッチ。計量前の新型コロナウイルス検査でも陰性となり、無事に興行が成立する運びとなった。

 帝拳ジムの本田明彦会長は報道陣の取材に対応。村田について「本当に調子がいい。今までで一番いいですね。スピードも、キレも全ていい。調整は完璧。想像以上によくなっている」と太鼓判を押した。順調に進められた要因の一つに「やっぱり相手がいい選手だからです」と強調。「村田が凄く研究している。『今日はこの試合、昨日はあの試合を見た』と言っている」と大一番へ万全の状態だという。

 3月31日の来日後、帝拳ジムで村田と時間をずらして練習してきたゴロフキンについては「練習は一回も見ていない」としつつ、「スパーリング相手もつれてきていないので、来日前に全てつくってきたようです。最後の調整だけ日本でやっている」と明かした。

 村田にとって2年4か月ぶりの試合。しかも人生を懸けた待望のビッグマッチとなる。この期間は試合が組まれては流れるのを繰り返した。日本史上最大の興行を実現させた本田会長は「待った甲斐があります。村田は本当によく頑張りました。精神的に凄いです。自分を律するところは天性の物」と労い。「あとはリングで出せるかどうか」と気を引き締めた。

(THE ANSWER編集部)


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