人気の理由は「彼女の性格が大きい」

　米女子ゴルフのメジャー初戦、シェブロン選手権（米カリフォルニア州ランチョミラージュ、ミッションヒルズCC、6884ヤード、パー72）2日（日本時間3日）、第3日が終了。21位の渋野日向子（サントリー）は第2日に首位に浮上するなど見せ場を作っている。米メディアは「ヒナコ・シブノがシェブロン選手権で多くの視線を集める」などと渋野の人気ぶりに注目している。

　第2日に7バーディーを決めるなど、何度も笑みを見せた渋野。ラウンド後の会見でも“らしさ”全開のインタビューに応じるなど、海外メディアを笑顔にした。第2日終了後、女性アスリートを専門に扱う米メディア「ジャスト・ウィミンズ・スポーツ」は「ヒナコ・シブノがシェブロン選手権で多くの視線を集める」と見出しを打って、渋野を特集した。

「2019年の全英女子オープンで優勝してから注目を浴びることに慣れてきたヒナコ・シブノ。明るい日本のスターが向かうところにメディアやファンは引き寄せられることは明らかである」と日本の23歳の取り巻く環境を説明。米ツアーに参戦している笹生優生、畑岡奈紗を名前を挙げながらも「シブノは日本ゴルフ界で最も有名だ」と記している。

　その理由について「彼女の性格が大きい」と指摘。さらに「この性格はメディア対応にも出ている。シブノは、好きなお菓子は電子レンジで作るチキンブレスト（鶏のささみ）だと記者会見で笑いながら話した。米国メディアに向かって『アリガトウゴザイマス』と両手を振っていた」と大会中に米メディアに見せた渋野のエピソードを紹介している。

　第3日は21位に後退してしまった渋野。最終日に巻き返しを図り、再びカルフォルニアの地に笑顔を咲かせることができるか。勝負の日曜日に臨む。