ラグビー→陸上で東京パラ銅 名古屋学院大・大島健吾、大学4年間で感じた人間性の重要さ
大学スポーツで身に染みた人間性の重要さ
東京2020大会では、障がいの種類が異なる4人の選手による新種目・ユニバーサルリレーにも出場。生まれつき左足首から先がない大島は、第2走者で貢献した。「道具を使っているスポーツなので、まだまだ限界を破れるし、記録を伸ばせる。そこが今、本当に楽しい」。大学スポーツ界で成長してきた中で、身に染みて分かったのは人間性の重要さだ。
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「挨拶、整理整頓がきちんと出来ている人って『力を貸してあげたいな』と思われる人間だなと。僕も多くの人の力を借りた結果、パラでメダルを持ち帰れた。自分が何をしなければならないのか、どういう選手でいなければいけないかを実感したし、それを通じて人格形成やいろんなことを知っていくので、障害がある子たちに伝えていくのも僕の仕事の一つだと思いました」
卒業後も名古屋学院大に所属し、講演会などのイベント、大学のPRでも貢献する。今年の目標は自身が持つ100メートルのアジア記録11秒37を更新し、10秒台を出すこと。将来的には世界記録の更新と、一般の日本選手権出場を目指す。
今後、大学で部活動に励む学生に対しては「大学は自分主体でやらないといけないけれど、チャレンジしやすい環境。武器や個性を突き詰めて、お金をいただいたり、人を集めることだってできると思うので、学生のうちに武器を磨き、いろんな人にサポートしてもらう経験をしてほしいです」とエールを送った。
(THE ANSWER編集部)