羽生結弦、4月1日に刻まれた奇跡の夜の記憶 欧州識者「フィギュアは競技史上最高点に」
フィギュアスケートで五輪連覇を達成している羽生結弦(ANA)。4月1日はそのキャリアにおいても特別な日だった。欧州衛星放送「ユーロスポーツ」でアナリストを務めるイタリアのマッシミリアーノ・アンベーシ氏が5年前の“ヘルシンキの奇跡”を想い、ツイートした。
2017年世界選手権から5年、アンベーシ氏が回顧ツイート
フィギュアスケートで五輪連覇を達成している羽生結弦(ANA)。4月1日はそのキャリアにおいても特別な日だった。欧州衛星放送「ユーロスポーツ」でアナリストを務めるイタリアのマッシミリアーノ・アンベーシ氏が5年前の“ヘルシンキの奇跡”を想い、ツイートした。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
「ちょうど5年前の2017年4月1日、フィギュアスケートは競技の歴史における最高点に達した」
このように記したアンベーシ氏。「2017年4月1日」とは、この年の世界選手権(フィンランド・ヘルシンキ)男子フリーが行われた日。ショートプログラム(SP)5位と出遅れた羽生だったが、4回転サルコー―3回転トウループを決めるなど、すべてのジャンプを成功。自身が持つフリー歴代最高得点を更新する223.20点で合計321.59点に。史上初めて5位から逆転優勝を飾った“ヘルシンキの奇跡”は、今なおファンの語り草になっている。
ちょうど5年が経ち、ツイートしたアンベーシ氏は、羽生が雄たけびを上げるキスアンドクライなど、ファンにとっては懐かしい思い出写真を4枚掲載。「ハートウォールアリーナのリンクの上で、技術的に無限の力と芸術的な卓越が融合したパフォーマンスが完成した」と改めて称賛。一方で「残念ながらそれ以降、フィギュアスケートはネガティブな方向へと変わってしまった」との嘆きも記した。
投稿で想いを共有したファンからは「あの『ホープ&レガシー』は、歴代最高のプログラムだと思う!」「ユヅはフィギュア界のオーロラ!」「ユヅの功績は歴史を刻んだ。それは変わらないし、消えることもない!」「あの日、私たちは歴史的なものを目にした」「ホープ&レガシー! 何度見ても深く心を揺さぶられる」「どうもありがとう! 『ホープ&レガシー』は、私たちに素晴らしい思い出を残してくれた!」との声が寄せられた。
一方で、アンベーシ氏の嘆きに「本当にその通りだし、この上なく悲しい。いつもそれを伝えてくれてありがとう」と同調の声も。しかし、いずれにせよ羽生が世界最高のスケーターの一人であることは変わらない。4月1日にあの日の記憶を多くのファンも思い返していた。
(THE ANSWER編集部)