寺地拳四朗、ベルト奪還に「おかえり」 引退迷って再起「ほんと辞めんくて良かった」
試合前は過去のスタイルを宣言「心の中ですみませんと思いながら笑。情報戦です」
――敗れたのと同じ場所でリベンジ。
「本当に自分が強いという自信を取り戻せた。凄くうれしいです。とりあえずよっしゃーって。加藤さん勝ったよ!って。そこからお客さんに向けてありがとうと。景色は泣いていたのではっきりは見えていない。不安はありましたよ。スパーリングでできても試合は違うし。でも、加藤さんとやってきたことを出すだけ。後悔しないようにやるだけだった」
――スタイルが真逆でビックリした。
「みんなビックリすると思ったんですよ(笑)。加藤さんが言ってくれたことは微調整できる」
――試合前は過去のスタイルを徹底すると言っていた。
「あれは心の中ですみませんと思いながら(笑)。情報戦です。僕も質問にあまり答えず、加藤さんに聞いてくださいみたいな感じでした」
――引退も考えた末に再起した。
「本当に辞めんくて良かったと思うし、加藤さんを信じてスタイルを変えてよかったし、離れずに応援してくれた人に『ありがとうございます』という感じです。やっていてよかった。徐々に悔しさが出てきたのは大きい」
――ここまでチャンピオンではないことの寂しさを感じた瞬間もあったのでは。
「(仲の良い)人と会うと『チャンピオン』って言ってくれる人はいるけど、『ああ、チャンピオンじゃなくなったんやな』って思っていた。それで悔しさが出てきた。これからはチャンピオンって言える。(ベルトを巻いて)おかえりって感じです。(レプリカではなく)これは自分のベルト。6か月ぶりです」
(THE ANSWER編集部)