最後の1mのパットに「ビビっていた」 26歳堀琴音、1年前の沖縄にあった復調の転機
女子ゴルフの国内ツアー開幕戦・ダイキンオーキッドレディスは4日、沖縄・琉球GC(6590ヤード、パー72)で第2日が行われた。前日3日、26歳になった堀琴音(ダイセル)が4バーディー、ボギーなしの68で回り、通算5アンダーで3位に浮上した。1年前は推薦出場で約2年半ぶりの予選通過を喜んだが、今大会は2勝目を狙える位置につけている。首位は通算8アンダーの黄アルムで、2位には1打差の通算7アンダーで渡邉彩香がつけている。昨季賞金女王の稲見萌寧は69で回り、61位から13位に順位を上げた。
今季ツアー開幕戦ダイキンオーキッドレディス第2日
女子ゴルフの国内ツアー開幕戦・ダイキンオーキッドレディスは4日、沖縄・琉球GC(6590ヤード、パー72)で第2日が行われた。前日3日、26歳になった堀琴音(ダイセル)が4バーディー、ボギーなしの68で回り、通算5アンダーで3位に浮上した。1年前は推薦出場で約2年半ぶりの予選通過を喜んだが、今大会は2勝目を狙える位置につけている。首位は通算8アンダーの黄アルムで、2位には1打差の通算7アンダーで渡邉彩香がつけている。昨季賞金女王の稲見萌寧は69で回り、61位から13位に順位を上げた。
ラウンドを終えた堀が、実感を込めて言った。
「1年前、主催者推薦で出場させてもらい、2年半ぶりに予選を通って喜んでいました。でも、今はメンタルが違います。1年でこんなに変わったんだと思います」
堀は昨年7月、ニッポンハムレディスクラシックでツアー初優勝を飾った。約3年に及ぶ不振を乗り越えての栄冠だったが、復調のきっかけが2021年のダイキンオーキッドレディスだったという。初日76をたたきながら、第2日で69をマーク。最終18番パー5、1メートル残したパーパットを入れ、カットライン上で予選通過。そして、1年が経ち、この日は最終9番パー4でタップインのパー。首位に3打差で決勝ラウンドに進んだ。
「1年前は、最後の1メートル(のパット)にビビッていました。でも、あれがあったからこそ、自信がついて、(昨年7月に)優勝できたんだと思います」
球筋はかつてのドローからフェードに変わり、オフは同じフェーダーの有村智恵から「フェードを打つには」をテーマに腹筋トレーニングを学んだという。結果、ドライバーの飛距離は5ヤード伸び、「私にとってはすごく大きいことです」と目を輝かせた。
シーズン開幕日でもある前日3日は、26歳の誕生日で、「ダイキン(工業)さんからマグカップをいただきました」と明かし、「あらためてシードを取れてこの日を迎えられたことがうれしいです」と言った。
残り2日。堀はあえて「予選ラウンドと変わらない気持ちで、欲張らずに上に行けたらと思います」と言ったが、虎視眈々と2勝目を狙っている。
(THE ANSWER編集部)