タカマツ破ってアジアVの福島&廣田が帰国、移籍問題にはノーコメント
「タカマツ」ペアに勝ち越し、世界トップクラスの実力を証明した
今大会でアジアの女王に輝いた福島、廣田組は、昨季の世界選手権で銀メダルを獲得。今季も全英オープンで準優勝するなど世界トップレベルで活躍しており、7月30日から中国・南京で行われる世界選手権も「タカマツ」ペアとともにメダル候補に名前が挙がる。
「タカマツ」ペアとは、国際大会で5度目の対戦で3勝2敗と勝ち越した。直近に対戦した昨年12月の全日本総合でも勝利。福島は「前までは、雲の上の存在。強くて、歯が立たない感じだった。でも、代表で一緒に練習をさせてもらうようになって自分たちも強くなっていると実感している。同じくらいに勝ったり負けたりするようになり、経験値の差はあるけれど、少しずつ近付いていると思う」と自信をのぞかせた。ベテランの域に入る先輩をいつまでも追う立場ではいられない。
福島、廣田組も東京五輪の金メダルを狙うペアだ。廣田は「実力も経験も向こうが上だと思うけど、国際大会を1年間経験して来て自分たちのプレーも良くなり、互角に戦えるようになって来たと思う。東京五輪に出るためにも、日本人対決を勝って行かなければいけないので、超えていかないといけない」と強い決意を示した。
移籍に関して周囲が慌ただしくなっているが、騒動に動じることなく実力を発揮。金メダルを獲得した2人は、現在の活動拠点である熊本へ向かった。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)